資産運用やお小遣い稼ぎのためにFXを始めたけど、本業の仕事が忙しくてなかなか思うようにチャートを見る時間が無く、何かいい方法はないかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

実は、チャートをずっと1日中見続けてトレードする事だけがFXではありません。日中は仕事で忙しく時間が無いサラリーマンの方であれば、それに合わせたトレードの方法を学んで実践していけばいいのです。

そこで今回の記事では、メガバンクで為替ディーラー業務を国内外で経験し、現在は個人投資家として活躍するプロの目線から、全然時間が取れない人でも、あまりチャートを見ずに取引が出来、それでいて大きな利益が狙えるトレード手法について解説をしていきます。

時間が無い人におすすめのトレードスタイルとは?

実際のトレード手法の説明に入る前に、まずはFXにはどんなトレードスタイルがあるのかを見ていきましょう。トレードスタイルには、エントリーから決済までの期間に応じて、大きく分けて以下の4種類があります。

  1. スキャルピング(超短期:数秒~数分)
  2. デイトレード   (短期:数分~1日)
  3. スイングトレード(中期:1日~数週間)
  4. 長期トレード   (長期:数週間~数年)


ここで、時間が無い人でも出来るおすすめのトレードスタイルは、①スキャルピングか、③スイングトレードです。②デイトレードでは、ある程度チャートを見てチャンスを見極めていく必要がありますし、④長期トレードでは、まとまった資金がある方でないと向いていません。

では、スキャルピングとスイングトレードのどちらがいいのでしょうか?

結論から申し上げると、本業でバリバリ働かれて時間が無いサラリーマンの方であれば、断然スイングトレードがおすすめです。

巷では、「すき間時間にスマホをタップするだけで勝てる!」と言った広告が目立ち、スキャルピングが人気を博していますが、実際はそう簡単ではありません。

金融機関同士で取引するプロのインターバック市場では、現在、システムが人間に代わって台頭してきており、特に超短期のトレードではほとんどシステムによる自動売買が主流です。

また、スキャルピングでは、スポーツと同じで反射神経や持久力、精神力といった才能もある程度必要であり、特に本業で疲れ果てて家に帰るサラリーマンの方が、そこからスキャルピングでトレードするとなると、体力的にも相当ハードではないかと思います。

スイングトレードがなぜおすすめなのか?

それに対して、スイングトレードでは、4時間足や日足(※○○足とは価格の値動きを各単位期間でチャートに表示させる手法)などの上位足を使ってトレードを行っていくので、スキャルピングなどのように5分足や1分足などの細かい値動きを追っていく必要はありません。例えば、4時間足を使ってトレードする場合、1日に4時間足は6本しか作られないので、チャートをチェックする回数も少なくて済みます。

つまり、スイングトレードの手法をマスター出来れば、1日に数回チャートを見て、チャンスがあればエントリーし、エントリーした後は、徹底した資金管理を施すことによって、後はのんびりと待つだけでいいのです。

相場の小さい値動きに一喜一憂することも無いので、本業への悪影響を極端に少なく、最小のストレスと労力でトレードを行っていくことが出来ます。

ただし、スイングトレードにもデメリットはあります。
それは、スキャルピングやデイトレードと比べて、資金効率が落ちることです。
FXの醍醐味は、何と言ってもレバレッジ(※証券会社に預け入れた金額以上の取引が可能な制度)を効かせて少ない資金を効率的に活用して稼いでいくことですが、スイングトレードではトレード回数がスキャルやデイトレのように多くありません。

また、数pips単位でトレードするスキャルピングなどと異なり、100pips程度の損切り幅を設定して、数百pips以上の利益を狙う時もあるので、厳正な資金管理が求められます

スイングトレードのメリット
  • PCの前に張り付く必要が無いため時間が取れない人向き
  • 細かい値動きに一喜一憂する必要がなくストレスが少ない
  • 数百pipsくらいの大きな利益を狙える
スイングトレードのデメリット
  • 資金効率が短期売買と比べて落ちる
  • 厳正な資金管理の対応が必要
  • ファンダメンタルズ分析の知識も必要

抵抗帯と支持帯で反転ポイントが分かる!

では、スイングトレードで忙しいサラリーマンが勝つためにはどのようなトレード手法が有効なのでしょうか?

テクニカル分析を使ったトレード手法は様々なものが存在していますが、その中でも特にお手軽に出来て、それでいて有効に機能する手法が抵抗帯(レジスタンスゾーン)と支持帯(サポートゾーン)を使用したトレードテクニックです。

抵抗帯と支持帯の説明に入る前に、テクニカル分析の基礎である抵抗線(レジスタンスライン)と支持線(サポートライン)について関単に説明します。抵抗線は、レートの上昇を抑えるような線であり、逆に、指示線はレートの下落を支えるような線です(下図)。

これらは水平線とも呼ばれ、FXのトレードでは頻繁に使用される重要なテクニカル分析の一つなので、しっかりと押さえましょう。



では、いよいよ本題の、抵抗帯と支持帯とはどのようなものなのかを解説していきます。

これは一言で説明すると、抵抗線や支持線が密集しているエリアを線1本でとらえるのではなくて、ゾーンとしてとらえるテクニックのことを指します(下図)。



水平線を使ったトレードをされたことがある方なら経験があると思いますが、水平線は誰でも簡単に引ける一方で、逆にたくさん引いてしまうとどれが重要なのか分からなくなるといった注意点があります。

特に、上位足になればなるほど、一本の水平線のライン上でいつも綺麗に反転することは極めて稀です。これは、為替相場の変動は、投資家や実需の企業など、様々なプレイヤーが取引を行うことによって成り立っているので、テクニカル分析だけを使ってトレードしているプレイヤーばかりではないためです。

そこで役に立つのが、抵抗線や支持線を1本引いてトレードするのではなく、何本か引ける線を一つの領域、つまりゾーンとしてとらえてトレードするテクニックです。

抵抗帯と支持帯の特徴
  • 抵抗線や支持線の密集をゾーンとしてとらえる
  • 上位足を使ったスイングトレードにおいて有効
  • だましが少ない代わり損切り幅も広くなるデメリットがある

ゾーンを使った実際のトレードテクニック

それでは実際に、ゾーンを使ってどのようなトレードの方法が可能なのかをみていきましょう。

下図は2017年4月~2018年6月までのユーロドルの日足チャートです。
真っ白なチャートをただ眺めても、ただの波形にしか見えず、どこでどうトレードしていけばいいのか判断がしにくいですね。



では次に、先ほど説明した抵抗帯と支持帯のゾーンによるテクニックを使ってチャートを分析するとどのようにとらえられるでしょうか?

抵抗帯と支持帯を表示させると、下図チャートのように、レートが反転しているエリアが視覚的に分かるので、非常に簡単にチャートを分析することが出来るようになりました。



また、エントリーに関しても、このゾーンにレートが近づいてきたら、「おっ!そろそろチャンスが来たかな。」と、分かるので、本業が忙しくて1日に何時間もチャートを見られないサラリーマンの方でも、4時間足や日足を数回見るだけで少ない労力でトレードを行っていくことが出来ます。

そして、トレードの手法としては、基本的にレートが支持帯に到達したら買いを狙い、レートが抵抗帯に到達したら売りを狙っていきます。そして、逆サイドに到達したら決済です。

下図は、2017年7月~2018年1月までのユーロドルの日足チャートですが、支持帯と抵抗帯が市場参加者に意識されているのが分かりますね。そして、ゾーンは水平線と同じように一度それがブレイクされたら、今度は役割が逆転するという機能があります。



非常に使いやすいゾーンによるスイングトレードですが、デメリットとしては、スキャルピングやデイトレードと比べて損切り幅を広く設定する必要があるので、しっかりとした資金管理の技術が必要です。加えて、水平線と同じでゾーンも絶対そこで反転するということはありません。なので、レートがどの水準に達したら、損切りをして撤退するべきなのかを、事前に明確化しておくことは必須条件です。

また、スイングトレードなどの中長期トレードでは、ファンダメンタルズ的な要素も大きくなるため、ファンダメンタルズ分析の最低限のスキルを持ち合わせた方が、より精度の高いトレードを行っていくことが出来るでしょう。

時間が無い人でも有効なゾーンによるスイングトレード

以上、いかがだったでしょうか?

スイングトレードは一度エントリーしてしまえば、決済するポイントと、特に損切りをするポイントさえ事前にしっかりと固めておけば、後は、相場を全然見なくてもトレードを完結することが出来ます。

お忙しいサラリーマンの方でも、チャートに張り付いて本業以外のことで神経をすり減らすことも少ないので、おすすめのトレード手法です。

トレードテクニックはかなり種類がありますが、その中でも今回紹介したゾーンはスイングトレードと相性がいいので、是非使いこなせるようになりスキルアップを目指して下さい。

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東京工業大学大学院修士課程修了。都市銀行の本店及び香港支店にて為替ディーラー業務を経験後、独立。現在は、自己資金で投資を行う傍ら、日本人の金融リテラシーを高めるためFXを中心とした投資スクールを運営。 公益社団法人 日本証券アナリスト検定協会会員(CMA)。
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管理人:FX課長

少年の心を忘れないアラサーリーマンです。将来を考えて給料だけでは不安だ、収入源を増やそうと100万円でFXを始めました。しかし、3ヶ月持たずに100万⇒15万へ減らし(涙) そこからFXの手法研究の日々を過ごし、ひと通りチャート分析手法を身につけます。が、それでも勝てず。結局、シンプルイズベストにして、トレンドに順張りする事に集中したら勝てるように。昨年も月単位で負けたのは2ヶ月で年間では本業と同じくらいの利益を出せるレベルまで来ました。僕が負け組初心者トレーダーから月10万円突破するまでに注意したポイントも紹介していますので是非チェックして下さい!⇒こちら

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