• FX取引の含み損、含み益はどんな状態なのか?
  • 含み損とロスカットの関係性とは?
  • ハイレバレッジによるトレードは何が問題なのか?


今回はその中でもFX取引で通貨ペアを売買したときに、頻繫に使われる含み損について注目していきます。

FXをやってると、自分の意志とは真逆の方向にレートがいってる事ってあるんですよね。

判断に迷って放置していたら、含み損がどんどん増えてロスカットされる場合も!

含み損とはいったい何なのか?、損失が膨らむ前になにができるのか?具体的な対応策を紹介していくので参考にしてくださいね。

FXの含み損と含み益について解りやすく解説

含み損や含み益について簡単に説明をすると、通貨ペアを売買したときのポジションを保有しているときに、保有しているポジションがプラスなのかマイナスなのかという状態を表しています。

  • ポジションを保有しているときに、損益がプラスなら含み益
  • ポジションを保有しているときに、損益がマイナスなら含み損

あくまでもポジションを保有しているときなので、含み益or含み損状態に関わらず保有しているポジションを決済してしまえば、ポジションはなくなり総資産が増減しても含み益or含み損とは言いません。

それでは実際に具体例で見てみましょう。

含み益や含み損の発生する具体例

米ドル円を110円で買い注文し、買いポジションを保有していたとします。

110円から109.5円まで下がった場合
「110-109.5」で50pips(1pips=0.01円)のマイナスとなり含み損が発生


含み益も含み損も発生はしない場合はどうなるのか見てみましょう。

109.5円から110.5円まで上がった場合

あくまでも110円で約定しているから「110.5-110」で50pipsのプラスが発生しているので含み益が発生!

50pipsのプラスが発生している含み益の状態で、決済をすると保有ポジションはなくなり、50pips分のプラスが発生し資産に加算されます。

では含み損が発生し、どんどんと増えていくとどうなるでしょうか?

含み損が増加し一定量を超えるとロスカット

含み損が発生して50pips、200pips、500pips、1,000pipsと増えていった場合、マイナス額はFX取引量(通貨ペア数量)に比例した分だけどんどん増えていきます。

1万通貨を取引し、800pipsの含み損になれば、1万通貨✕800pips(8円)で、8万円のマイナスです。

必要証拠金の60%でロスカットになるFX業者で、総資産を10万円しか入金していなかった場合で考えてみましょう。

必要証拠金の計算式
為替レート✕取引量/レバレッジ

つまり米ドル円1万通貨レート110円レバレッジ25倍では、「110円✕1万通貨/25」で4,4000円となり、60%は26,400円です。

8万円の含み損を出してしまうと、必要証拠金が「10万円-8万円」で2万円となり、26,400円を下回るので、強制ロスカットになりますね。

強制ロスカットとは、保有しているポジションがすべて強制的に決済されることです。

26,400円を下回った時点で、自動的に決済をされて、強制ロスカットになってしまうのです。

そもそも含み損がでないようにする予防策はあるのか?

結論から言うと、含み損が発生しないようにはできません。

なぜなら、チャートを見れば一目瞭然なように、レートはいつも波を描きながら、あがったりさがったりしながら動いていくものだからです。

結果的に大きなプラスが取れたとしても、ポジションを保有したばかりのときは、必ずと言っていいほど含み損は発生します。

なぜなら、ポジションを持ったときに含み損と含み益が発生しながら、最終的に含み損、もしくは含み益が続く状態になっていく
のです。

FXで大きな含み損を出さない損切り値の設定方法

わずかな含み損なら問題ありませんが5円以上の大きな含み損が出るのは、強制ロスカットになる恐れもあり注意しなければなりません。

大きな含み損にならないようにするために必要なのが損切り値の設定です。

損切り値の設定をどうすれば良いのか考えてみましょう。

最も最適な損切りラインを設定しようとしたときに、最高値から最安値までの波の大きさで考えると自然と損切りラインをどこに置けば良いのか見えてきます。

結果的にプラスが出せるトレードでも含み損が発生するので、含み損の下に損切りラインを設定しないと、マイナス状態からプラスに転じる前に、マイナスで決済をしてしまうことになります。

俗にいう、「あのときポジションを持っておけばあがったのに!」ということですね。

約定値からどのくらい下に損切り値を設定すれば良いのかは、過去のデータから割り出すしか方法はありません。

ずばり損切り値は何円にすれば良いのかという具体的な数値は、断定することは不可能で、正解はありません。

何度も過去のデータを検証して、導き出すしかないのです。
過去のデータでどの程度まで下がることがあるのかを調べ、その数値を元に損切り値を決めてみましょう。

含み損に気づいても簡単に損切りできない理由はメンタル!

ポジションを持ったときは、誰もが必ずチャートや注文画面で、含み損や含み益がどの程度発生しているのかチェックするものです。

どのタイミングで決済するのかを判断するためにチェックを行います。

含み益が出ているときは、かなり心に余裕がある状態です。

含み益が出たときに、いくらの含み益が出た時点で、プラスを確定させようかと笑みが浮かんでいる状態でしょう。

逆に含み損が出ているときは、どうでしょうか?含み損が出ているときの心理状態を見てみましょう。

含み損が大きくなると陥る動揺しがちな心理状態

含み損が発生していると、2つの感情が発生します。
「さがり続けたらどうしようか?」という感情と、「きっとあがるはずだ!」という感情です。


相反する2つの感情が発生するため、複雑さが相まって、余計に動揺してしまいます。

どちらか一方の感情なら、悩むこともなく、シンプルな感情で取引していけるでしょう。

両方の感情が同時に沸き起こるため、どうして良いのかわからないという事態に陥ります。

なぜなら、「さがり続ける」か「きっとあがる!」かは、誰にもわからないことだからです。

含み損を抱えるということは、2つの感情が常に頭をよぎるということで、含み損が長く続くとメンタルが弱くなり、冷静な判断が下せなくなります。

含み損の不安を和らげるのが損切り注文の存在

含み損で弱ったメンタルを回復してくれるのが、損切り値の設定です。

重要なのは損切り値を決めたなら、絶対に損切り値を動かさないことと、損切り注文自体を取り消さないことが重要になります。

なぜならメンタルを克服できないからです。

通貨ペアや相場の状態できちんと損切りラインの位置を定めたなら、たとえそれでマイナスが確定したとしても、受け入れなければなりません。

受け入れることにより、結果的にはマイナス額を抑えることができるからです。

メンタルに負けてしまうと、損切り値を動かしたり、損切り注文を取り消してしまい、思わぬ大マイナスをすることがあります。

自分で決めた損切り値をしっかりと守ることで、メンタルは鍛えられていき、最終的にはマイナスを抑えられ、総合的なプラスにつながっていくのです。

自分を信じてメンタルを強くしていきましょう。

マイナスが膨らむだけ!絶対にしてはいけない塩漬け!

「こうなってしまったら、もうやけになるしかない!」と考え始めたら、もう塩漬け一直線です。誰が何と言おうと塩漬けにするしかないと思い始めます。

では、塩漬けはなぜいけないのか、考えてみましょう。
各通貨ペアの相場は常に動いています。

あがったりさがったりを繰り返しながら、常にレートが変わっていきます。

では、どこまであがって、どこまでさがるのか決まっているでしょうか?

答えは決まっていないということです。

誰もどこまであがって、どこまでさがるのかわからないということです。

「さがり続けたのだから、さすがにもうあがるだろう」というのは何の根拠もないということがわかりますよね?ということは

塩漬け状態の人にとっては、さらに強く感じてしまうのです。

なぜなら「きっとあがる!」と頑なに信じているからですね。

「きっとあがる!」と頑なに信じている人が待ち受けているのは、残念ながら、想像を絶するほどの膨大なマイナス額です。

膨大なマイナス額になってから、ようやく塩漬けが絶対にだめだということに気が付くでしょう。

マイナスが膨らみ過ぎて後悔する前に、損切り注文を入れよう!

本当なら後悔した時点で損切り注文を入れるのではなく、後悔をする前に損切り注文を入れてください。

ただし、なかには絶対に大丈夫だと自信を持っている人もいるでしょう。

絶対に自信があるというトレード方法でも、含み損が増えた時点で損切り注文を入れてください。

FXの含み損がでるときの両建ては火に油

含み損が出たときにやってはいけないこ両建てについて説明していきますね。
両建てというのは、買いポジションと売りポジションの両方を持つことです。

米ドル円レート110円を1万通貨持っているとしましょう。

含み損が膨らみ続け、110円が100円になり、10円の含み損が発生している状態だとします。

本来ならもっと前に決済して、マイナスを抑えなければならないのに、10円ものマイナスが出ているとなれば、決済に踏み切れません。

まさに塩漬けの状態ですね。
塩漬けでメンタルが弱っているときに、両建てを思い付いてしまいます。

両建てをすると、100円で売りポジションを持てば、このままさがっても10円よりマイナスは増えません。

なぜならさがってもあがっても、売りと買いで損益を相殺するからです。
マイナスが増えないなら良いじゃないかと思いますよね?

両建ての危機
両建てした場合、買いポジションでプラスになっていたスワップポイントと、売りポジションのマイナスのスワップポイントが合わさり、本来プラスだけだったスワップポイントが相殺されてしまいます。

塩漬けになった買いポジションの大きなマイナスを売りポジションを保有したところで、プラスにはできません。

わかりますよね?要するにキリがないということ、結局はマイナスを抱えていることには違いないということです。

塩漬けの状態で両建てすることは、爆弾を持ったまま、新たな爆弾を手にすることと同じなのです。

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FX課長
少年の心を忘れないアラサーリーマンです。兼業投資家。 主にスイングトレードを中心にトレードをして、年間通して勝てるようになってきました。 最初はボロ負けしてたので、そこからどうやってFXで勝てるようになったかやFXに関する情報を書いています。
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少年の心を忘れないアラサーリーマンです。将来を考えて給料だけでは不安だ、収入源を増やそうと100万円でFXを始めました。しかし、3ヶ月持たずに100万⇒15万へ減らし(涙) そこからFXの手法研究の日々を過ごし、ひと通りチャート分析手法を身につけます。が、それでも勝てず。結局、シンプルイズベストにして、トレンドに順張りする事に集中したら勝てるように。昨年も月単位で負けたのは2ヶ月で年間では本業と同じくらいの利益を出せるレベルまで来ました。僕が負け組初心者トレーダーから月10万円突破するまでに注意したポイントも紹介していますので是非チェックして下さい!⇒こちら

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