• ロスカットの意味を正しく理解しよう!
  • ロスカットを回避するには証拠金に余力を持たせる!
  • 大きなレバレッジとロスカットの関係性は?

FXを始めたばかりの初心者が、特に気を付けておくべきことが何か分かりますか?
それは、「利益をたくさん出したい」という欲から、
無理なトレードをすることで「ロスカット」されてしまうことです。

「ロスカット」という言葉は、FXについて勉強し始めるとすぐに目にするものですが、
内容をしっかり理解できているFX初心者の方は少ないように感じます。
今回は、初心者が気をつけるべき「ロスカット」について詳しく解説していきます。

初心者が気をつけたいロスカット!

ロスカットは、FX取引を行っていく中でとても大切な概念の一つです。

そもそもロスカットとは?

「ロスカット」とは、有効証拠金が必要証拠金の20~100%を割り込んできた際に、
FX業者が強制的に、今持っているポジションとは反対の売買を行い決済することを意味します。


強制的に決済されると、持っていたポジションはなくなり、損失が確定です。
ロスカットが発動されると 、資金を大きく減らすことになるので、最悪の気分になるんですよね…。

だけど、ロスカットがあるおかげで、
自分の投資資金以上の損を出して借金を背負っちゃうというような最悪なシナリオは避けることができるんです。

例えば、10万円の資金でトレードをしているとしましょう。
上がると思って買った通貨ペアが予想に反して下がってしまい、ポジションの含み損が-5万円になりました。

ここでロスカットが発動すると、
-5万円が確定されます。落ち込みます。(笑)

でもロスカットのおかげでまだ5万円が残ってるんです。
大きく損しましたが、5万円あればまた勝負できます!

投資家の救済措置の機能を持つロスカットですが、
できればロスカットにかかることなくトレードしていきたいものです。
そのためにしっかりロスカットについて理解しておきましょう!

証拠金について理解しよう!

「証拠金」とは何のことか復習していきましょう。
FXを始めると頻繁に目にする用語ですよね。

みなさんは、「FXや日経225先物(先物取引)」と「株式投資」の違いをきちんと説明することができますか?
株式投資は、株式を買ったり売ったりするたびに、その代金の受け渡しが行われています。
それに対し、FXや先物取引は、取引の決済時に売買によって生じた差額のみを受け渡す「差金決済」という取引形態になってます。

差金決済をする上で必要なのが「証拠金」です。
差金決済では、新しく売買を行う際に、お金の受け渡しをする必要が無いのです。

しかし、なんの担保もなしに差金決済取引を行ったらどうなるでしょうか。
取引によって損失が発生したとき、その損失分を支払えるお金が手元になかったら、
差金決済取引が成立しなくなってしまいます。

取引によって損失が発生しても、しっかり決済ができるように「一定額のお金」を預けておく必要があります。
決済時に発生した損失は、この「預け入れたお金」から差し引かれることになります。


反対に、決済時に利益が出た場合は、その利益分が「預け入れたお金」に加算されます。
この預け入れておくお金のことを「証拠金」といい、証拠金を利用して行う取引のことを「証拠金取引」と呼びます。
証拠金を担保にみんな取引に参加することができるんです!

そしてこの証拠金という制度があるおかげで、
少ない資金からでもFXを始めることが可能になっているんです。
証拠金取引って良いですよね!

必要証拠金と有効証拠金

証拠金という用語の意味を理解できれば、 「必要証拠金」と「有効証拠金」もイメージしやすくなります。
FX取引をスタートするために、FX業者で口座を開設し、資金を入金しますよね。
この資金は取引のための証拠金「取引証拠金」と見なされます。

そして実際にポジションを持つ際に必要になる証拠金の金額を「必要証拠金」と呼びます。
例えばあなたが、米ドル/日本円という通貨ペアで、
1ドル100円のレートの時に、10,000通貨(10,000ドル)の買いポジションを持ちたいとします。
この取引に必要となる資金額は、100円×10,000通貨=1,000,000円です。

レバレッジについておさらい!

レバレッジは日本語にすると「てこ」という意味です。
レバレッジを効かせた取引をすると、自分が持っている資金力以上のトレードが可能になるんです。

例えば、100万円の証拠金に10倍のレバレッジをかけると1,000万円の取引ができるようになるんです。
レバレッジってありがたい!

レバレッジが25倍の口座でトレードしているとすると、
この1,000,000円のポジションを持つためには、1,000,000円÷25=40,000円が必要になります。
このときの40,000円が、25倍のレバレッジ口座で、1,000,000円の取引をする際の「必要証拠金」です。

必要証拠金は、「為替レート(1ドル100円)×Lot数(10,000通貨)÷レバレッジ比率(25倍)」で計算することができます。

必要証拠金が「そのトレードをするときに必要となる証拠金」のことなら、
有効証拠金は「トレードの際に使える有効な証拠金」のことです。
現段階で、いくらまでなら資金を取引に使えるのかという、証拠金の余力を表します。
有効証拠金は「証拠金±含み損益」で計算できるんです。

「含み損益」について復習しておきましょう!

「含み損益」とは、未決済ポジションの決済が実現したときに発生する損益を意味しています。

先程の例と同じ状況で説明すると、
1ドル100円で10,000通貨の買いポジションを保有しているとき、レートが1ドル101円にまで上昇したとします。
つまり101円×10,000通貨=1,010,000円となり、ポジションを保有した時よりも10,000円増えてます。

10,000円の「含み益」がある状態ですね。
含み益があるポジションを決済すれば、10,000円の利益が確定です!
有効証拠金は「40,000円(証拠金)+10,000(含み益)=50,000円」に増えてます。

必要証拠金50,000円分の取引余力があるということです。
反対に、1ドル99円に下がってしまうと、10,000円の「含み損」が発生します。
有効証拠金は「40,000円-10,000円(含み損)=30,000円」に減ってしまいました。

ロスカットはあなたの資金を守る安全装置!

「有効証拠金が必要証拠金の20~100%を割り込んできた際に、FX業者が強制的に、
今持っているポジションとは反対の売買を行い決済すること」がロスカットの意味でした。
なんかややこしいですね…(笑)
「有効証拠金が必要証拠金の20%~100%を割り込んできた際に」という部分についてもう少し解説します。

これは「証拠金維持率」について言ってるんです。
証拠金維持率は文字通り、どれくらい証拠金を維持できているかを表しており、
「有効証拠金÷必要証拠金×100」という式で計算できます。
例えば、これまでの例を続けて利用すると、レバレッジ25倍を利用し、

1ドル100円で10,000通貨の買いポジションを持つ時、必要証拠金は40,000円でした。
1ドルが101円に上昇した場合、含み益は10,000円なので、有効証拠金は50,000円となります。
このときの証拠金維持率は、「50,000÷40,000×100=125%」です。

それでは、ロスカットされる場合もシミュレーションしてみましょう!
ちなみに、「20%~100%」と幅があるのは、FX業者によってロスカットする証拠金維持率の水準が異なるためです。
ここでは、20%で計算してみます。

必要証拠金は変わらず40,000円で、10,000通貨の買いポジションを持ってます。
ロスカットルールが適用される「有効証拠金÷40,000円(必要証拠金)×100=20%」の式が成り立つのは、有効証拠金が8000円の時です。
つまり、未決済の買いポジションの「含み損」が32,000円にまで膨らんだとき、ロスカットが発動し、買いポジションが強制決済されます。

ここで注目!手元にはまだ「40.000円-32,000円=8,000円」の証拠金が残っています。
トレードによって大きく損失を生んでしまいましたが、資金をすべて溶かしてしまうという事態からは免れました。

FX業者が投資家の意思に関係なく強制的にロスカットを行うことで、
元手資金をすべて失い、さらには借金が発生するという最悪の事態を防いでくれています。
損失を必要以上に拡大させないために、ロスカットがあるのです。

マージンコールは状況の改善を促すしくみ

FX業者が、投資家保護のために、ロスカットと同様に設けている仕組みに「マージンコール」というものがあります。
マージンコールとは、有効証拠金が決められた値を下回ると、FX業者から投資家に「証拠金の追加入金」を求める仕組みです。

マージンコールが発生した場合、その投資家は決められた期日までに、
口座に証拠金を追加したり、ポジションを決済したりして、必要な証拠金の金額を満たさなければなりません。

マージンコールが発生する値は、業者によって異なりますが、
およそ有効証拠金が60%~200%の間で、マージンコールがかかる場合が多いようです。

FX業者別のマージンカットとロスカット比較

FX業者は、投資家の資金を守る仕組みとしてロスカットやマージンコールを利用しています。
ロスカットは20%~100%、マージンコールは60%~200%というように、
業者によってこのロスカットやマージンコールが発生する値が異なっているんです。
ここでは、主要な国内FX業者のロスカット、マージンコールそれぞれの証拠金維持率についてまとめてみます!

GMOクリック証券

FX取引高6年連続世界第1位、FX預かり資産国内第1位といった特徴を持つ「GMOクリック証券」の各適用条件です。

ロスカット適用条件:証拠金維持率が50%未満
マージンコール適用条件:証拠金維持率が100%未満

DMMFX

CMでもよく目にする機会の多い「DMMFX」の各適用条件です。

ロスカット適用条件:証拠金維持率が50%未満
マージンコール適用条件:証拠金維持率が100%未満

外為ジャパン

1000通貨単位からの取引も可能、手数料無料などの強みを持つ「外為ジャパン」の各適用条件です。

ロスカット適用条件:証拠金維持率が60%未満
マージンコール適用条件:証拠金維持率が100%未満

SBIFX

1通貨から取引することもできるという特徴を持つ「SBIFX」の各適用条件です。

ロスカット適用条件:証拠金維持率が50%未満
マージンコール適用条件:証拠金維持率が100%未満

為替どっとコム

定期的なセミナー開催や、狭いスプレッドなどが魅力の「外為どっとコム」の各適用条件です。

ロスカット適用条件:証拠金維持率が100%未満
マージンコール(※アラートメール)適用条件:証拠金維持率が200%未満の時、メールにてお知らせ

外為オンライン

「iサイクル注文」という自動注文システムが話題の「外為オンライン」の各適用条件です。

ロスカット適用条件:「個人L25コース・個人L25miniコース」証拠金維持率が20%未満
「個人L25Rコース・個人L25Rminiコース・くりっく365R」証拠金維持率が100%未満
マージンコール適用条件:なし

ヒロセ通商

「LION分析ノート」という、自分の取引を可視化できるツールがある「ヒロセ通商」の各適用条件です。

ロスカット適用条件:証拠金維持率が100%未満
マージンコール(※アラートメール)適用条件:証拠金維持率が200%未満の時、メールにてお知らせ

ロスカット・マージンコールのルールは必ずご自身でチェック

主要なFX業者のロスカット、マージンコールの適用条件は、FX業者ごとにバラバラです。
マージンコールに関しては、導入していない業者も存在します。

また、同じ業者でも、開設する口座によって、条件が異なるところもあったりしますね。
FXの口座開設する際は、必ずそれぞれのルールを確認するようにしましょう!

FX課長的にロスカット水準の低いオススメのFX業者

ロスカットされる証拠金維持率の水準は、
各FX業者で比較的大きな差があることが分かります。
ロスカットは投資家の損失を大きく膨らませないための方策です。

しかし、あまりにもロスカット水準が高く設定されていると、自分の意思に反して、
強制的にポジションを解消されてしまったり、小額の資金だとすぐにロスカットにかかってしまう可能性がありますよね。
できればロスカットには遭遇したくありません。

そのため、FX課長的には、ロスカット水準を低く設定している業者をおすすめします。
最もおすすめなFX業者は「DMMFX」です。

DMMFXをおススメする理由

DMMFXのロスカット適用条件は、証拠金維持率が50%未満になります。
他の業者と比べても低い水準になってます。

さらに、FX初心者にとってうれしいサービスが用意されてるんですよ!
「FX初めてガイド」や初心者向けの動画セミナーも用意されていて、FXについて一から学ぶことが可能です。
また、業界最狭水準のスプレッドや、平日24時間安心サポートなど、投資家を支援するツールが整っています。

初心者にオススメなのがDMMFX

DMMFXのここがスゴイ
  • スプレッドが狭いから低コストでトレードできる!
  • 初心者でも使いやすい取引ツール&チャート
  • 24時間電話サポートなので、初心者でも安心!

レバレッジを使った取引はロスカットの危険度UP?

レバレッジによって大きな取引が可能になる

レバレッジはFX取引において大きな魅力の一つですよね。
少ない資金からでも、レバレッジを効かせることで、
自己資金以上の取引が可能となり、大きなリターンを期待できるんですから!

一方で、資金の余力以上の損失を被ることで、
ロスカットにかかってしまう可能性もあります。

国内FX業者のレバレッジは基本的に25倍

日本国内のFX業者は、規制によって、最大レバレッジを25倍と決められています。
高いレバレッジは日本人消費者にとって危険だという国の判断で、2011年8月よりこの規制が導入されています。

ここで、特に初心者の方が勘違いされているポイントですが、
国内業者の個人口座では、基本的にレバレッジを「手動で自分が好きな値に設定できるわけではない」ことを覚えておきましょう。

一方で、海外のFX口座を利用すると、レバレッジ規制がないため、非常に高いレバレッジを指定することができます。
海外業者を利用する場合は、自分で好きなレバレッジを設定できるのです。

「レバレッジが高い=ロスカットになりやすい」ではない!

多くの人がこの「レバレッジ」と「ロスカット」の関係性を誤って認識しています。
「ハイレバレッジは危険」「高いレバレッジを設定できる口座を利用すると、すぐにロスカットにかかって危険」と思われがちですが、これは誤りです!
具体例で考えてみましょう。

それでは、「レバレッジが25倍の口座と200倍の口座で、ロスカット水準が50%未満」という条件で、シミュレーションしてみましょう。
資金は4万円で、1ドル100円のレート時に、10,000通貨で買いポジションを持つこととします。

このとき、レバレッジ25倍の口座の必要証拠金は、「為替レート(1ドル100円)×Lot数(10,000通貨)÷レバレッジ比率(25倍)」の式より、40,000円になります。
ロスカット水準が50%なので、「(証拠金維持率=)有効証拠金÷必要証拠金(40,000円)×100=50%」の式から、有効証拠金が20,000円になった時、ロスカットが発生します。

有効証拠金は「証拠金(口座残高)±含み損益」 で計算できるので、
「証拠金(40,000円)±含み損益=20,000円」となるには、含み損が-20,000円に達したときになります。

10,000通貨の取引で含み損が-20,000円になるには、
-200pips(-2円)の損失、すなわち1ドルが98円にまで下落したときです。

それではレバレッジ200倍の口座ではどうなるでしょうか。
レバレッジ200倍の時に10,000通貨の取引なので、必要証拠金は、
「為替レート(1ドル100円)×Lot数(10,000通貨)÷レバレッジ比率(200倍)」の式より、5,000円になります。

同じ10,000通貨の取引でも、レバレッジが200倍になると、わずか5,000円の必要証拠金で取引が成立します。
ロスカット水準が50%なので、「(証拠金維持率=)有効証拠金÷必要証拠金(5,000円)×100=50%」の式から、
有効証拠金が2,500円になった時、ロスカットが発生します。

「証拠金(40,000円)±含み損益=2,500円」となるには、含み損が-37,500円に達したときになります。
10,000通貨の取引で含み損が-37,500円 になるには、-375pips(-3.75円)の損失、すなわち1ドルが96.25円にまで下落したときです。

このことから分かるように、口座残高が4万円で同じ条件の時、レバレッジが高い口座で取引したほうが、ロスカット水準までの距離が遠くなります。
「レバレッジが高い=ロスカットの危険性が高い」という考え方は当てはまらないことが分かっていただけましたか?

危険なのは「実効レバレッジ」が高い取引!

FX取引において危険なのは、設定レバレッジが高いことではなく、
レバレッジを目一杯かけて、必要証拠金を限界まで使ってしまう取引なんですよね。

言い換えると、「実効レバレッジが高い取引」が危険なのです。
資金の余力がなくなり、ロスカットにかかりやすくなってしまいます。

「実効レバレッジ」とは、実質の運用レバレッジを表していて、
「ポジション評価額÷有効証拠金」で計算することができます。

レバレッジ25倍の口座で、1ドル100円で10,000通貨の買いポジションを持つとき、
資金が4万円の時と10万円の時では、実効レバレッジが異なります。

この場合の必要証拠金は「為替レート(1ドル100円)×Lot数(10,000通貨)÷レバレッジ比率(25倍)」の式より、40,000円になります。

資金が4万円の場合、実効レバレッジは「ポジション評価額(100円×10,000通貨)÷有効証拠金/口座残高(40,000円)」=25倍です。

ロスカット水準が50%未満とすると、「(証拠金維持率=)有効証拠金÷必要証拠金(40,000円)×100=50%」の式から、
有効証拠金が20,000円になった時、ロスカットが発生します。

「証拠金(40,000円)±含み損益=20,000円」となるには、含み損が-20,000円に達したときになります。
10,000通貨の取引で含み損が-20,000円 になるには、
-200pips(-2円)の損失、すなわち1ドルが98円まで下落したときです。

一方、資金が10万円の場合、実行レバレッジは「ポジション評価額(100円×10,000通貨)÷有効証拠金/口座残高(100,000円)」=10倍です。

ロスカット水準が50%未満とすると、
「(証拠金維持率=)有効証拠金÷必要証拠金(40,000円)×100=50%」の式から、有効証拠金が20,000円になった時、ロスカットが発生します。

「証拠金(100,000円)±含み損益=20,000円」となるには、
含み損が-80,000円に達したときになります。

10,000通貨の取引で含み損が-80,000円 になるには、
-800pips(-8円)の損失、すなわち1ドルが92円まで下落したときです。

つまり実行レバレッジは、投資資金に対して何倍の取引をしているのかを表しています。
実効レバレッジが大きくなるトレードをしてしまうと、ロスカットにかかる危険性が高まってしまうことが分かりますよね。

実行レバレッジを小さくするポイントは2つです。
1つは、「口座資金を多くすること」です。
取引数量に対して口座資金に余裕を持たせると、ロスカットの危険性が下がります。
もう一つは、「取引数量を減らすこと」。
口座資金を増やす余裕がない方は、取引数量を小さくすることで、リスクを回避できるのです。

ロスカットの回避方法はあるのか?

ロスカットは投資家の資金を守ってくれるものですが、
できればロスカットにはかかることなく、効率よく資金を増やしていきたいものです。
そのためにも、ロスカットを回避する術を心得ておくことが大切です。

証拠金に余裕を持たせよう

先程も解説したように、大きな実効レバレッジをかけた取引は、
ロスカットにあう危険性が高くなります。
それは証拠金に余裕がないからです。

レバレッジを利用して、自分の資金効率以上の利益を出したい気持ちはわかりますが、
ロスカットにあってしまっては意味がありません。
証拠金に余裕を持たせるために、実効レバレッジをなるべく抑えた取引をするように心がけましょう!

マージンコールがあり、ロスカット水準の低い業者を利用しよう

各FX業者には、マージンコールによって現在の証拠金の余力を計算し、
決まった水準で知らせてくれるシステムがあることはすでに説明しました。

マージンコールが受けたら、追加入金(追加証拠金)をする必要があるんですよね。
この追加入金によって、証拠金の余力が増え、ロスカットを避けることができます。

また、FX業者を選ぶ際には、ロスカット水準の低い業者を選択することも、ロスカットを避けるためには有効です。
ロスカット水準が100%などの業者を利用すると、
数字の面ではまだまだ大丈夫と感じていても、あっという間にロスカットにあってしまうかも!
これは相当ショックです…。

先程の例を用いて考えてみます。証拠金10万円で1ドル100円の時に、
10,000通貨取引します。口座のレバレッジは25倍です。

ロスカット水準が50%の業者を利用すると、
「(証拠金維持率=)有効証拠金÷必要証拠金(40,000円)×100=50%」の式から、有効証拠金が20,000円にまで減った時とき、ロスカットにかかります。

一方ロスカット水準が100%の業者を利用すると、
「(証拠金維持率=)有効証拠金÷必要証拠金(40,000円)×100=100%」の式から、有効証拠金が40,000円に達したときにロスカットになります。

このように、ロスカット水準が低い方が、ロスカットされにくくなります。

しかし、何度も言いますが、ロスカットは投資家の資産を守るための制度です。
ロスカットを避けようとするあまり、何度も追加入金をして、預金を減らしてしまったりしては本末転倒ですよね。
しっかりと自分の資金のことを考えて取引するようにしましょう!

損切りを設定しておくことが最も大切で有効

ロスカットを避けようと、マージンコールのたびに追加入金をしていては、
いつの間にか自分の投資資金に余裕がなくなってしまいます。


このひどい状態を避けるためにも、まずは「損切り」をトレード毎に設定することが、
自分の資金を守るために最も重要なことです。

「損切り」は、自分の持つポジションが予想とは反対に動き、
含み損が発生した際に、あらかじめ決めておいた水準に達したら、損失を確定する決済を行うことをいいます。
それ以上損が拡大しないようにするための安全策です。

「トレードが上手な人は損切りが上手」「FX初心者は損切りができない」といわれるくらい、
損切りは自分の資産を守るために大切な手法です。

資金に余裕を持たせて、ロスカットという最悪の事態を避けるためにも、
証拠金維持率などをしっかりと考え、
損切りを設定しておくことをおすすめします!FXで勝つためには本当に重要なんです!

両建てしてれば強制ロスカットはない?

もう一つ誤解されがちなのは、
「両建て」していればロスカットにかからないということです。
両建ては、資金効率が悪くなる可能性が高く、おすすめできるものではないんですよね。

両建て手法のメリットとは?

「両建て」とは、
同じ通貨ペアの「買いポジション」と「売りポジション」の両方を同時に保有することです。
相場が変動したときに、損失が拡大するのを一時的に避けるための手法として用いられてます。


買いポジションと売りポジション両方を持っている状態から、
相場が上昇したら買いポジションを決済し、下落したら売りポジションを決済することで利益を確保できます。

両建ては証拠金を二重に負担しなければならない

よく、両建てしておいて相場の上昇・下降に合わせて利益が出るように決済すれば、
損を出さずに済むんじゃないの?と考えられがちなんですが…。

両建ては証拠金を二重に負担するというデメリットがあるんです。

レバレッジ25倍の口座で、1ドル100円で10,000通貨の取引を行う時、
一つの取引で40,000円の必要証拠金が必要になります。
さらに両建てなので、もう一つ反対方向の取引を行いますよね。
この取引にも40,000円の必要証拠金が必要です。

つまり、両建てで1万通貨取引する際に、
計80,000円も必要証拠金を用意しなければいけないんです!

必要証拠金の増加は、
余剰資金量が少なくなるため、ロスカットにかかりやすくなります。

両建ては通常取引よりコストがかかる

両建てはポジションの決済がされることなく、
買い・売り両方のポジションを持つことになるので、それぞれのポジションにスワップが与えられます。

「スワップ」とは、2種類の通貨を交換するときに生じる「金利差」のことです。
FX取引では、金利の低い通貨を売り、金利の高い通貨を買うと、その金利差に相当するスワップを受け取ることができるんです。
この反対は、金利差に相当するスワップを支払うことになります。


通常、プラスのスワップよりもマイナスのスワップのほうが大きく設定されているため、
両建てのままポジションを保有し続けると、マイナスのスワップ分だけ損をすることになります。

2回分のスプレッド支払いが必要になる

「スプレッド」は買値と売値の差額のことを意味し、
通常FX業者の利益になります。
スプレッドは各業者が自由に設定できるようになってるんです。

通常、ポジションを決済したとき、スプレッドのコストは1回で済みますが、両建てを行った場合、
「買い決済」と「売り決済」の2回スプレッドを支払わなければならなくなり、余計なコストが発生します。

両建て手法を使用する際には、これらの点に注意して取引するようにしてください!

強制ロスカットで大損?借金になることがある?

最後に強制ロスカットによって、
借金を負う危険性はあるのかについて述べていきたいと思います。

ロスカットと強制ロスカットは少し異なるルール

FX業者によって使用されている用語に違いがありますが、
ロスカットと「強制ロスカット(強制決済)」は言葉は似ていますが、意味が少し違うものなので注意しましょう。

ロスカットは「営業時間内」に規定の証拠金維持率を下回った時、業者がポジションを自動的に決済することです。

一方「強制ロスカット」は、「営業日ごとのニューヨーククローズ時点(日本時間午前6・7時)」において、有効証拠金が既定の必要証拠金以上の額(通常、口座残高の100%の額)に達しているかを判定し、それを下回っている場合、「不足額」と判断されます。

この不足額が確定したら、決められた時間までに口座状況を改善しない場合、
ポジションが強制決済されることをいいます。

強制ロスカットを避けるためには、ニューヨーククローズ時間に(通常)有効証拠金が必要証拠金以上の額に達しているように、証拠金に余裕を持たせる必要があります。

強制ロスカットされても基本的に借金を負うことはない

強制ロスカットも、通常のロスカットも、基本的に借金を負うことはありません。
なぜなら、これまで説明してきたように、強制的に決済が発動するときの水準は、証拠金がマイナスにならないように設定されているからです。
ロスカットにあうことで、資金を大きく失う可能性はありますが、「マイナス分が生じて借金を背負うはめになった」という事態は起こる可能性は低いです。

レートの急変動によりロスカットが追いつかないこともある!?

借金を負う可能性は「基本的に」ないと書きましたが、レートが急変動した際には、ロスカット水準以上の損失を被る可能性は否定できないので注意です!

ちなみに「1ドル100円50銭」とか「1ユーロ130円25銭」と表現されるのが、FXのレートです。
レートが1ドル100円50銭から急に101円50銭まで動いちゃうなんてことがたまにあるんです。

例えば、毎月第一金曜日の「アメリカ雇用統計」は「経済指標イベント」と呼ばれ、一時的に大きく相場が乱高下するんです。
いっきに動くからびっくりするんですよね。
レートが激しく動くことで、FX業者のシステムが追いつかず、大きく損が出てしまう可能性があります。

しかし、基本的には、ロスカット制度があることで、最低限の資金は確保されます。

ここまで読み進めていただきありがとうございました!
ロスカットについて理解し、そして各FX業者のロスカット基準等をしっかり確認して、余裕を持ったトレードを行っていくことを心がけましょう!

この記事と併せて読みたい記事

The following two tabs change content below.
FX課長
少年の心を忘れないアラサーリーマンです。兼業投資家。 主にスイングトレードを中心にトレードをして、年間通して勝てるようになってきました。 最初はボロ負けしてたので、そこからどうやってFXで勝てるようになったかやFXに関する情報を書いています。
最新記事 by FX課長 (全て見る)

▲ トップに戻る

FXネオ
リピート系注文とは
GMOクリック証券
仮想通貨
FX業者について
FXとは?
FX初心者入門講座
FXの手法
FXのチャートについて
経済危機
FX自動売買
FXニュース
FXの本
主要経済指標の見方
デモトレードおすすめ活用法
資産運用の比較
節約術
投資商品

管理人:FX課長

少年の心を忘れないアラサーリーマンです。将来を考えて給料だけでは不安だ、収入源を増やそうと100万円でFXを始めました。しかし、3ヶ月持たずに100万⇒15万へ減らし(涙) そこからFXの手法研究の日々を過ごし、ひと通りチャート分析手法を身につけます。が、それでも勝てず。結局、シンプルイズベストにして、トレンドに順張りする事に集中したら勝てるように。昨年も月単位で負けたのは2ヶ月で年間では本業と同じくらいの利益を出せるレベルまで来ました。僕が負け組初心者トレーダーから月10万円突破するまでに注意したポイントも紹介していますので是非チェックして下さい!⇒こちら

にほんブログ村 為替ブログへ
ブログ村ランキングへ


人気ブログランキングへ



  • Copyright (C)2018 GV inc. All Rights Reserved.