• 指値注文と違って約定力が高く今すぐ取引が成立する!
  • スリッページをゼロにすれば約定価格が滑る損が無い?
  • 2WAYプライスの表示レートの変化で相場状況が把握


あれっ? 表示された為替レートで注文したはずなのに、
かなり不利なレートで約定しちゃったぞ…(涙)
という経験をしたことってありませんか?

FXの取引で、
自分が注文した価格と実際に約定した価格が違うと、
僕だって、いまだに悔しい!

そんな「約定レートの滑り」防止に役立つのが「2WAY注文」です。

注文時のレートと約定レートの価格差(「スリッページ」といいます)の
許容範囲を決めたうえで発注できるので、
不利なレートで約定しにくくなります。

約定力を高めるためにも、ぜひ覚えたい注文方法ですので、
&わかりやすく解説していきますね!

FXの約定率をあげる2WAY注文とは?

2WAY注文は、
● 為替レートの変動に乗って今すぐ取引したい
● 指値注文や逆指値注文のような「買えない(売れない)」リスクを排除したい
● でも、注文レートと約定レートの価格が違って損するリスクを減らしたい

というときに便利な注文方法です。

レートを指定して買いや売りを入れる指値注文や逆指値注文の場合、
指定した価格にならないと永遠に取引は成立しません。

2WAY注文はそんな指値注文や逆指値注文に比べて格段に約定力が高く、
思い立ったらすぐに取引ができます。

どんなFX会社でも注文欄の最初にある、
お手軽でポピュラーな注文方法なので、
まずはその仕組みを見ていきましょう。

2WAY注文って何?


(GMOクリック証券のスマホ取引画面より)

FX会社の取引画面にアクセスすると、
図のような為替レートの表示画面が真っ先に目に飛び込んできます。

「ドル円(USD/JPY) 売(BID)114.358 買(ASK)114.361

と、各通貨ペアのレートが必ず2つ表示されていますが、
これが「2WAYプライス」というFX独自の“お値段表”、“値札”なんです!

FXを始めたばかりの頃は
「ドル円を買いたいんだけど、いったいどっちのレートで買えるの?」
と僕だって迷ってました。

種明かしすると、
2つのレートのうち、高いほう、つまり「買(ASK)」の欄に表示された
「1ドル114.361円」が「このレートでなら買えますよ」という、
投資家にとっての買値になります。

反対に「売(BID)」の欄に提示された1ドル114.079円が
「このレートで売れますよ」という投資家にとっての売値に。

2WAYプライスで表示された買値と売値に目がけて注文するのが
「2WAY注文」と呼ばれるFX独自の注文方法なんですね。

2WAY注文と成行注文の違いとは?

2WAY注文は、
FX会社が提示している今の為替レートで、
すぐに取引したいときに使う注文なので、
基本的には成行注文と変わりません。

ただし、同じ成行注文にも、
「この値幅以上、不利な方向に約定レートがかい離した場合、注文を成立させない」という
「許容スリッページ」を設定できる注文と、
そうした設定はせずに「いくらでもいいから買う/売る」という
単純な成行注文があります。


FX会社の中でも、2WAY注文の名称や成行注文との区別はさまざま。

図のGMOクリック証券の場合、
ここでいう2WAY注文は単に
「成行注文」(許容スリッページの設定あり)と呼ばれていて、
「いくらでもいいから取引する」のは「スピード注文」と区別されています。

許容スリッページを設定できる2WAY注文(成行注文)の呼び名は、
「即時(ストリーミング)注文」(DMM FX、外為ジャパン)
「マーケット注文」(外為どっこコム)
「クイックトレード」(外為オンライン、アイネット証券etc)
「2WAY注文」(SBI FXトレード)

など、FX会社ごとで違っています。

ちょっと混乱してしまうかもしれませんが、
FX会社が提示する
「買値(ASK)」「売値(BID)」の2WAYプライスを見ながら、
ここまで不利な方向にレートが“滑っても”OKという
「スリッページ」の値幅指定をして行う注文が「2WAY注文」と、
ここでは定義しておきましょう。

損失を減らす2WAY注文の発注方法

FX市場は24時間、世界中で売り買いが行われていて、
そのたびに売買レートが変動しています。

「おっ、1ドルが110円ちょうどになった。ここは買いだ!」と、
「買(ASK)」ボタンをクリックして注文しても、
その注文がFX会社に届く前にレートが変動してしまうことは日常茶飯事。

「買値」だと思っていたレートより1銭や2銭も高い不利なレートで、
約定してしまうこともよく起こります。

2WAY注文を使うと有利な為替レートで約定が可能

注文レートと実際の約定レートの差をできるだけ小さくするために、
ぜひとも活用したいのが、
2WAY注文を発注する際に指定できる「許容スリッページ幅」です。



(GMOクリック証券のスマホ取引画面より)

「今すぐ買いたい。でも表示レートより1銭以上高いレートで買うのはイヤだ」と考えたら、
図のように許容スリッページ欄に「1.0(pips)」と入力。

すると、発注後に為替レートが1銭以上不利なレートに動いた場合、
その注文は「出来ず」(約定せず)となります。

許容スリッページの設定があることで、
単純な成行注文で起こりがちな不利な約定を防げるのが、
2WAY注文の大きな魅力。

いわば攻撃にも守りにも強い機動力抜群の注文方法というわけですね!

2WAY注文の許容範囲をゼロにすると損失もゼロ

FX各社の許容スリッページは、
為替レートの刻み目の単位である「pips」を使って設定します。

中には「絶対、不利なレートで約定するのは嫌」という人もいるばず。



そんな人は、図のようにスリッページの許容範囲を「0(pips)」にすると、
注文を発注したときのレートより少しでも不利なレートに動いたときは、約定しません。

2WAY注文で絶対損したくないなら、スリッページは「0」で!
これ、FXの取引コストを節約するための極意なんです。

ただし、許容スリッページ0だと、
何度、「買(BID)」や「売(ASK)」ボタンを押しても、
為替レートが不利な方向に滑り続けて、
約定できないこともあるので注意が必要です。

2WAY注文のスリッページ(スベる)理由を4つのポイントで徹底解説

2WAY注文を行うときは、
「どれぐらいのスリッページまでなら許せるか」を
自分なりにあらかじめ決めておくことが大切になります。

では、そもそも、スリッページっていったい、
どんな現象で、なぜ起こるのでしょう?

そもそもスリッページ(スベる)ってなに?

スリッページというのは、FX会社の2WAYプライスが、
「ドル円(USD/JPY) 売(BID)114.10 買(ASK)114.11
となっているとしましょう。

「よし、1ドル114円10銭で売りだ」という2WAY注文を発注したとき、
たとえば「1ドル114円9銭」と1銭分、
滑って約定してしまう現象です。

1銭分、安いレートでしかドルを売れなかったことになるので、
1000通貨だと10円、1万通貨だと100円分、
損してしまう計算になります。

なぜ「すべる」のか? スリッページが起こる原因は?

スリッページが発生するのは、外国為替市場で日夜、
巨額の資金を投じた無数の取引が行われているからです。

世界のどこかで巨額の買いが入れば、
為替レートは一瞬のうちに急上昇します。

FX会社としては、
その通貨ペアの売値(投資家にとっての買値)を
瞬時に引き上げないと、
実勢価格より安いレートで売ることになってしまい、
大損してしまいます。

そのため、各FX会社はインターバンク(世界中の銀行間)で
取引される実際の為替レートに合わせて、
投資家に提示する買値と売値を目まぐるしく動かします。

変動時間は実にミリ秒(1秒の1000分の1)や
マイクロ秒(その1ミリ秒のさらに1000分の1)単位!


それに比べると、
僕たちがパソコンやスマホの取引端末でレートを確認して、
マウスや指を使って注文を発注する速度は、
おおざっぱに見積もっても、1秒以上はかかります。

これじゃあ、
まるで“亀さん”が“新幹線”と競争するようなもの(笑)

スリッページ(約定価格の滑り)が起きるのはある意味、
仕方ないことなんですね~。

残念ながら、どんなFX会社を利用していても、
スリッページは必ず発生してしまいます(涙

逆指値注文がスベリやすい理由

スリッページが発生するのは、なにも2WAY注文に限った話ではありません。

逆指値注文は「〇〇円〇〇銭以上まで上がったら売り」
「△△円△△銭以下まで下がったら売り」という形の注文になります。

そして、この「以上」「以下」というのがかなりクセモノ。

 たとえば、「100円以下になったら売り」という逆指値注文は、
「為替レートが100円以下になったら、
レートがいくらだろうが成行売り」という注文と同じです。

為替レートが急落中に、
逆指値の決済売り注文が発動されると、
大きなスリッページが発生して、
損失が膨らむケースも多くなります。

許容スリッページ幅の決め方

では、許容スリッページの値幅はどれぐらいに設定すべきなのでしょうか?

一般的には、
1~5pips、すなわち1~5銭程度の間で選ぶのが普通といわれています。

1万通貨の取引でいうと1銭の滑りは100円のロス、
5銭は500円のロスですから、
結構大きなコストです。

スリッページの許容値幅は、
あなたがどれぐらい頻繁に取引するかにもかかっています。

1ヵ月に1度ぐらいしか取引しない人なら、

1ヵ月間の為替レートの変動幅に比べれば1銭も5銭も誤差の範囲。

逆にデイトレードやスキャルピングといった超短期売買の場合、
スリッページの値幅が大きいと、
いくらトレードに成功しても取引コスト負けしてしまいます。

なので、0.5銭とか0.3銭とか、
小数点以下の許容スリッページの設定が可能なFX会社で取引すべきです。

約定を最優先したいときは2WAY注文は使わない

「2WAY取引で損をしないための鍵になるのが許容スリッページ幅の設定」
ということがわかりましたね!

しかし、相場が急変動していて、
その動きにすぐに便乗して素早く儲けたいときや、

大暴落&急騰で含み損を抱えたポジションを一刻も早く損切りしたいときは、
許容スリッページ幅の設定がアダになって、
なかなか約定できないリスクがあるので注意したいところ。

約定を優先したいときはスリッページ幅は設定なし

「今すぐ約定したい!」というときは、
許容スリッページの欄を空欄したまま2WAY注文を発注すべきです。


許容スリッページを指定しない場合は
「いくらでもいいから買う(売る)」という成行注文と見なされ、
約定価格が“滑って”しまうリスクはあるものの、
必ず取引が約定します。

2WAY注文では取引不成立が続くこともある

では、どうして、
許容スリッページの値幅を設定した、
2WAY注文は取引が成立しにくくなるのでしょうか?
 そのカラクリを解説しましょう!

売り注文のスリッページ幅を超えて下落した場合

たとえば、1ドル100円で売り注文を入れて、
スリッページ幅を1銭に設定した場合、
発注直後に大きな売りが出て、
約定レートが99円98銭まで下がると、
100円-1銭=99円99銭の売り注文は約定しません。



図のように為替レートが一方通行で下がっていき、
実際の「売(BID)レート」が2銭ごとにドスンドスンと下落している間は、
スリッページ幅1銭の注文をいくら発注し続けても約定しない計算になります。

「〇×ショック」といった、
パニック相場に見舞われて為替レートが大暴落中のときは、
スリッページ幅を5銭にしても10銭にしても、
まったく約定しない非常事態も起こります。

買い注文のスリッページ幅を超えて上昇した場合

反対に、1ドル100円で買い注文を入れて、
スリッページ幅を1銭に設定した場合、
その直後に為替レートが100円1銭以上に上昇してしまうと約定しません。

“たま~に”ですが、買いの2WAY注文を入れた瞬間、
為替レートがガクンと下がったりして、
自分が見ていたレート以下の“お安い”レートで買えてしまうこともあります。

そんなときは「ラッキー!」と思って、素直に喜びましょう(笑)。

2WAYプライスの値動きを見るだけで相場状況がわかる!

FXの取引に慣れてくると、
表示された2WAYプライスの変動具合を見ただけで、
相場状況がある程度わかるようになります。


プライスの表示が落ち着いていれば、相場は凪の状態です。

プライスが変化するスピードが上がってくれば、
「あっ、FXの取引が活発になっていて、
大きな値動きが出ているな」とピンと来ます。

変化がより急激になり、
買値と売値のスプレッド幅がいつもよりも広がり始めたら
「あっ、相場が急変動している!」と察知できます。

とにかく、為替レートがあってのFX、
値動きがあっての利益(or損失)ですから、
FX会社が提示する2WAYプライスをよーく見るというのが
FX取引で為替レートの値動きをつかむ原点
なんですね!

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FX課長
少年の心を忘れないアラサーリーマンです。兼業投資家。 主にスイングトレードを中心にトレードをして、年間通して勝てるようになってきました。 最初はボロ負けしてたので、そこからどうやってFXで勝てるようになったかやFXに関する情報を書いています。
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管理人:FX課長

少年の心を忘れないアラサーリーマンです。将来を考えて給料だけでは不安だ、収入源を増やそうと100万円でFXを始めました。しかし、3ヶ月持たずに100万⇒15万へ減らし(涙) そこからFXの手法研究の日々を過ごし、ひと通りチャート分析手法を身につけます。が、それでも勝てず。結局、シンプルイズベストにして、トレンドに順張りする事に集中したら勝てるように。昨年も月単位で負けたのは2ヶ月で年間では本業と同じくらいの利益を出せるレベルまで来ました。僕が負け組初心者トレーダーから月10万円突破するまでに注意したポイントも紹介していますので是非チェックして下さい!⇒こちら

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