• FXの利益に対する税額を確定申告する必要がある?
  • FXで課税の対象になるものとは?
  • 確定申告が必要な人と不要な人の条件

FXで利益が出るとやっぱりうれしいものですよね!
僕は負けている期間が長かったので、
プラスになったときには本当にうれしかったです(笑)。
 
利益が出ると、
「今まで買えなかったものを買いたい!」
「旅行に行こう!」と夢が広がりますが、
 
ここで注意!
FXでは利益が出たら、
その利益に対する税額を確定申告する必要があるのです。

 
会社で支払われる給料は源泉徴収され毎月税金が引かれますが、
FXでは源泉徴収をする仕組みはありません。
 
そのため自分で税額を計算し、申告しなくてはならないのです。
ここで厄介なのが確定申告の複雑さ。

利益によっては、確定申告をしなくてもいい場合もありますし、
会社員や主婦、フリーランスなどによって税金の計算の仕方も変わってきます。

FXにかかる税金?確定申告とは?

FXの口座開設は簡単にできるけど、FXで利益がでて稼いだお金に、
税金がかかることを知っていましたか?
 
しかし!利益を得たのに、条件次第で税金がかからない場合もあるのです。
 
自分で確定申告をしたこと無い方もいると思いますが、
FXをするなら、知っておきたい税金と、確定申告についてお話します。

FXにかかる税金について

FXにかかる税金とはどんなものなのでしょうか。
所得税は給与所得や一時所得、雑所得など10種類の所得に対して課税されます。

 
FXはこのなかの雑所得に分類されています。
 
そして、この所得にかかわる「所得税」は、所得の種類によって、
合算して課税される「総合課税」と「分離課税」に分かれています。
 
FXの所得は「分離課税」として計算されることになっています。
 
ちょっとわかりにくいかもしれないので、具体的に考えてみましょう。
 
Aさんは給与所得と不動産所得があり、Bさんは給与所得とFXの所得があります。
 
Aさんの給与所得と不動産所得は「総合課税」に含まれるため、
給与所得と不動産所得は合算して税金を計算することになります。
 
Bさんの場合、給与所得は「総合課税」、FXの所得は「分離課税」になるため、
2つの所得は別々に切り離して計算されることになります。
 
ちょっとややこしいですが、重要なことなので、
自分の所得が「総合課税」なのか「分離課税」なのかはしっかり調べておくことにしましょう。

FXの税金の対象になるものは?

FXで課税対象になるものは「為替差益」「スワップポイントの利益」です。
決済されている確定利益が対象になります。
 
ポジションの保有中の、決済していない含み益・含み損は課税対象外です。
 
ただし、FX業者によっては、
未決済のポジションのスワップポイントが課税対象の場合もあります。
 
課税対象なのか、自分のFX業者のホームページや、サポートに必ず確認するようにしましょう。

FXの税率が一律20.315%で得する人損する人

FXの税率は一律20.315%(所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%)となっています。
税率が一律になると、得をする人と損をする人がでてきます。
 
【得する人】
FXの税率は儲ければ儲けるほど税率が高くなるということがありません。
つまりいくらFXで稼いでも20%の税金のみ!
 
サラリーマンなどの給与所得の場合は、稼げば稼ぐほど税金をもっていかれる時代なので、
FXの税率は一律20%でお得ということになります。
 
【損する人】
FXで稼いだ利益(所得)と給与の課税所得が195万円以下の場合に、
2012年までは税率は所得税5%+住民税10%の合わせて15%だったのが、
 
2012年からFXの税率が一律20%にアップしてしまったので、
税率が高くなり損するようになりました。

・FXの所得金額(利益)の計算

FXにかかる税金の計算はとても簡単です。以下の式で求めることができます。
【FXの税金=(FXの利益-経費) × 20.315%】
 
20.315%の内訳は、所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%となっています。
大体利益の約2割が税金と覚えておけばよいでしょう。
 
ここで重要になってくるのが経費です。
 
FXの税金を計算するうえでは「FXの利益を上げるために使った費用」
をあらかじめ引いてから税金の計算をすることができます。
 
例えば、1万円の利益が出た場合経費を全く計上しないと、
2031円の税金がかかることになります。
 
しかし経費として2000円計上した場合、
税金は1625円になり500円程度の節税ができたことになります。
 
これは少額の例ですが、大きくも利益が出た場合は特に考えておきたいですね。

・FXの確定申告とは

1月1日から12月31日までの1年間で得たすべての所得を計算して、
申告・納税することを確定申告といいます。
FXでの確定申告では、「為替差益」「スワップポイントの利益」
決済されている確定利益が課税対象となります。

FXの確定申告が必要な人と不要な人

確定申告と聞くとややこしく感じるかもしれませんが、
総合課税に比べるとシンプルな計算方法になっているので、さほど負担にもなりません。
 
「面倒だな…」と思って確定申告しないと、
悪質とされ税金が割り増しで請求される追徴課税の対象になることもあるので、
利益が出たら必ず確定申告するようにしましょう。

・会社員や主婦で確定申告が必要な条件

FXでは確定申告が必要な場合とそうでない場合があります。
自分がどの場合に当てはまるかは以下の表を参考にしてください。

会社員(給与が2000万円以下) 給与所得や退職所得以外の所得(FXを含む)で20万円超の所得がある場合
主婦・学生 FXなどで得た所得が38万円を超える場合
自営業・フリーター FXなどで得た所得が38万円を超える場合
年金生活者(年金収入が400万円以下) 公的年金等に係る雑所得以外の所得(FXを含む)で20万円超の所得がある場合

税金を支払わずにFXするには

ここまできて
「確定申告って大変そうだし、税金を支払わない範囲で取引しよう」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
こうした場合はどんな方法があるのでしょうか。
 
一つ目は利益を20万円以内に抑えることです。
20万円以内になれば確定申告をする必要もありませんし、税金も発生しません。

 
もし20万円の利益が出た場合税金は4万円なので、
確定申告をしなくても済むことで支払うはずだった4万円の税金を払わなくてもよい、
ということになります。
 
二つ目は経費を計上することです。
経費を計上することで利益が20万円以下になれば確定申告もせず、税金も支払わずに済みます。

主婦がFXで利益をだしたら扶養からはずれるの?

主婦がFXで利益を出した場合、気になるのは扶養から外れるかどうかですよね。
でもどんな条件で扶養から外れることになるのでしょうか。
 
主婦のFXの利益を考える場合、38万円が最初の目安になります。
 
夫がサラリーマンの場合、妻の年間合計所得が38万円を超えると
38万円の配偶者控除が受けられなくなります。
 
次の壁となるのは社会保険で扶養と認められる130万円です。
 
年間合計所得が130万円を超えると、
年金保険料を納める必要のない、国民年金の第三号被保険者でいられなくなり、
第一号被保険者として、自分で国民年金保険料を納めなければならなくなります。
 
専業主婦の場合は以上のようになりますが、
パートやアルバイトをしていたり、
他に所得がある場合はまた計算が異なることもあるので、
利益が大きくなってきた場合は、
必ず税務署などに問い合わせるようにしましょう。

FXの確定申告に必要なもの?準備するものは?

FXの確定申告をしようと思った場合に
必要なものや準備しなくてはいけないものがあります。
 
書類はすべて税務署で揃うわけではないので、
何が必要なのか?準備しなくてはいけないのか?チェックしてみましょう。

確定申告に必要な書類

確定申告では1月1日から12月31日の期間のFXの利益を申告するものですが、
利益が出た場合と損失が出た場合で書類も変わってきます。
 
○利益が出た場合
・確定申告書B(第一表、第二表)
 

 
・申告書第三表(分離課税用)

 
・先物取引に係る雑所得などの金額の計算明細書

 
○損失が出た場合
・確定申告書B(第一表、第二表)
・申告書第三表(分離課税用)
・先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書
・所得税の確定申告書付表(先物取引に係る繰越損失用)

 
○申告書に添付するもの
・給与所得の源泉徴収票
・年間取引報告書
源泉徴収票は勤務している会社からもらいます。
年間取引報告書はFX取引業者の専用ページから印刷するか、郵送してもらえばOKです。

・確定申告はいつから?いつまで?

いつからいつまでに確定申告書を提出するかは、法律で決められています。
所得税は毎年2月16日から3月15日の1カ月間で、
提出期限日が土・日曜日または祝日となる場合は、翌日となります。

・FXの確定申告の流れをマスター

それでは実際に確定申告の流れについて確認しておきましょう。
 
【計算明細表】
・雑所得に丸を付け、名前を記入
・FX会社から取り寄せた「年間取引報告書」を参考にして取引内容を記入。
種類には「為替証拠金」、決済には「仕切」と記入。
・「差金等決済に係る利益又は損失の額」と「計」に為替差益とスワップポイントの合計金額を記入。
・必要経費も記入
・表の④から⑪を引き算して所得金額を記入

【確定申告書B第二表】
・住所氏名を記入
・源泉徴収票を参考に所得と所得控除の内訳を記入
 
【確定申告書B第一表】
・その年の収入金額と所得金額、所得控除額を記入
 
【確定申告書B第三表(分離課税用) 】
1.計算明細書の「総収入の合計額」を先物取引(ト)の欄に記入
2.「所得金額の合計額」を(67)先物取引の欄に記入します。
(9)総合課税の合計額から(25)所得から差し引かれる金額を引き、(70)対応分に記入
3.(67)の先物取引の金額を記入
4.(70)の税額を計算して(78)に記入
5.(67)の税額を計算して(83)に記入
6.(75)~(85)までの税額を全て合算して記入

 
【確定申告書B第一表】
・(27)(38)(40)の三か所に、先ほど第三表の最後に記入した(86)の税金額を記入

 
・復興特別所得税を計算し、所得税と合計して記入
・(45)に申告する納税額を計算して記入

このように記入した書類を提出したら、確定申告は終了です。
e-Taxでも申告できますし便利なので、おすすめです。

FXで確定申告したほうが、税金がおトクな場合

FXで支払う税金を減らす節税対策

FXにおける節税対策としては2つの方法があります。
一つは経費を積み上げること。
 
セミナーに参加した費用やインターネット費用などは、
できる限り経費として申請してみるようにしましょう。
 
もちろんむやみやたらに経費にすればいいというものではありませんが、
経費にできるかどうかはそれぞれの税務署が決めるのでグレーゾーンなところもあります。
 
「利益を上げるために使った!」と自信をもって言えるものは、
必ず経費として申請するようにしましょう。
 
二つ目の方法は法人化することです。
雑所得の場合、経費にできる範囲は、
インターネットの料金やパソコンの購入代金など小規模なものですが、
 
法人化すると家賃や車なども「事業のために使った」
と説明することができれば経費にすることができるので、
経費として申請できる幅が広がります。
 
ただし法人化の場合は維持費用がかかるため、
節税のための法人化は簡単にはお勧めできません。
十分に利益が出た時に、税理士さんなどに相談するようにしましょう。

FXの必要経費申告できる可能性があるもの

そもそもFXで計上できる経費とは、具体的にどんなものを指すのでしょうか。
例えば以下のようなものがあげられます。
・書籍、新聞などの資料代
・パソコン購入費
・プリンターのインク代
・インターネット費用
・プロバイダ費用
・セミナー参加費用および交通費、宿泊費
 
ここで気を付けておきたいのは、
パソコンやインターネットの費用などはFXのためにどれぐらい使っているか、
という割合分しか経費にならないということです。

 
FX取引に使っている時間は、インターネットを使っている時間の10%程度であれば、
インターネットの費用の10%が経費となります。
 
経費には様々な種類がありますが、何が認められるかは税務署の判断となります。
FX取引にかかったものはとりあえず経費として計上してみるようにしましょう。

FXの損失を有効活用する制度

またFXで損失が出てしまったという方にも、確定申告はおすすめです。
 
損失が出た場合「3年間の繰り越し控除」「損益通算」ができるようになります。
 
「3年間の繰り越し控除」は、3年先の確定申告の間に利益が発生した場合、
あらかじめ確定申告している損失があれば、
その損失と3年間の間に発生した利益を相殺することができる制度です。

 
例えば
2016年にFXで200万円の損失が出ました。
今回の確定申告で200万円で損失の確定申告をして、
その後も毎年確定申告を続けます。
 
2017年に100万円の利益
2018年に20万円の利益
2019年に80万円の利益が出たとして
 
2016年分の損失と相殺され、
2017年、2018年、2019年分の利益はなかったことになり、課税されません。

 
この制度を利用できれば課税対象となる金額を抑えることができるようになります。
「損益通算」は、
一定期間内に出た利益と損失を合算し、トータルで利益なのか損失なのかを算出することです。
 
FXと損益通算できるのはCFDやバイナリーオプション、商品先物、日経225先物、TOPIXなど。
 
例えばFXで損が出たけれど、CFDでは利益が出たという場合では、
FXの損失とCFDの利益を足すことで、課税される金額を抑えることができます。
 
「損失が出てしまったから、確定申告はなし」と思わず、
きちんと確定申告して繰り越し控除や損益通算を上手に使いたいですね。

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FX課長
少年の心を忘れないアラサーリーマンです。兼業投資家。 主にスイングトレードを中心にトレードをして、年間通して勝てるようになってきました。 最初はボロ負けしてたので、そこからどうやってFXで勝てるようになったかやFXに関する情報を書いています。
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管理人:FX課長

少年の心を忘れないアラサーリーマンです。将来を考えて給料だけでは不安だ、収入源を増やそうと100万円でFXを始めました。しかし、3ヶ月持たずに100万⇒15万へ減らし(涙) そこからFXの手法研究の日々を過ごし、ひと通りチャート分析手法を身につけます。が、それでも勝てず。結局、シンプルイズベストにして、トレンドに順張りする事に集中したら勝てるように。昨年も月単位で負けたのは2ヶ月で年間では本業と同じくらいの利益を出せるレベルまで来ました。僕が負け組初心者トレーダーから月10万円突破するまでに注意したポイントも紹介していますので是非チェックして下さい!⇒こちら

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