ここ1か月間、トランプ大統領誕生から相場が大きく動いております。
ドル高の次は資源高になりそうな兆候が見て取れます。
OPECと非OPECは協調減産で合意し、原油価格が上昇を演じました。
アナリストの上値目処である大台が55ドルになります。ここを抜ければ60ドルが視野に入ってくるでしょう。
資源価格が上昇してきますと、新興国経済が回復する国がいくつも出てきます。
これは世界的なインフレ傾向をもたらすため、現在の慢性的なデフレ経済にとってはポジティブです。
鉄鉱石や銅、石炭といった資源も大きく値を上昇させております。
回復速度はかなりのものでして、2年前の水準まで到達しているものが多いです。
これにより、ブラジルレアルや豪ドル、南ア・ランドも買われており、米国へ回帰を始めていたキャッシュが一部、再び新興国経済に帰還しているように感じられます。
コモデティ価格が上昇しますと、ドル高に耐えられるようになりますので、利上げサイクルに入った米国にとっても新興国経済への配慮する度合いが減ります。良い傾向かと思われます。
世界全体的に、インフレ経済へ舵をきりつつあるように感じているこの頃です。
米ドル、利上げサイクル突入⇒新興国から資金が流出。
ドル高=自国通貨安、一次産業品中心に業績悪化。(資源、農作物など。)
資金の流出速度が速すぎる⇒悪いインフレ傾向。
よって、BRICSと呼ばれた国々を筆頭に通貨安が止まりませんでした。
1.原油やベースメタルをはじめ、急激に価格の戻りつつある。
2.輸出資源の価格が高騰を始めており、新興国経済の悪化に歯止めになりつつある。
3.米国の利上げ、ドル高に耐えられる状況になりつつある。
以上、比較するとこんな感じでしょうか。
こうなってきますと、先進国の高金利通貨がいち早く立ち直る傾向があります。
豪ドルやNZドルは買いになるでしょう。
豪ドル円とNZ円のそれぞれ週足です。
先進国でありつつも、通貨の場合、新興国の顔をもつ豪ドルとNZです。
ドル円に負けじと上昇をここ数週間続けております。
資源高が原因であることと、中国経済が人民元安によって経済が復活しつつあることが要因として挙げられます。
中国の場合は人民元高で苦しんでいた経済でしたので、通貨安は景気回復になります。
中国はここ2年近く、輸入の数値が顕著に下落傾向にありましたが、つい先日、1年半ぶりに輸入の割合が増えました。
特に鉄鉱石や銅の輸入の割合が増えたようで、機械受注が改善されてきたのかもしれません。
元安の恩恵が出てきた可能性があります。
中国の製造業が回復しますと、世界のコモデティ価格も上昇しますし、ある程度の元安を維持できますと、内需が潤います。今、最も問題になっている資金の流出に歯止めがかかるようになるのではないでしょうか。
そうなれば、再び中国株は上昇していくものと思われます。
よって、まずオセアニア通貨から上昇が望めます。
引き続き、豪ドル円やNZ円の上値は更新されていくのではないかと考えております。
もうしばらく、陽線が連続して出現してゆっくりと上昇していくイメージを持っております。
注:当コラムはあくまで執筆者の個人的な見解になります。当コンテンツ側からの売買取引を促す目的として提供している内容ではなく、あくまでもコラムニストの意見を掲載させて頂いております。
少年の心を忘れないアラサーリーマンです。将来を考えて給料だけでは不安だ、収入源を増やそうと100万円でFXを始めました。しかし、3ヶ月持たずに100万⇒15万へ減らし(涙) そこからFXの手法研究の日々を過ごし、ひと通りチャート分析手法を身につけます。が、それでも勝てず。結局、シンプルイズベストにして、トレンドに順張りする事に集中したら勝てるように。昨年も月単位で負けたのは2ヶ月で年間では本業と同じくらいの利益を出せるレベルまで来ました。僕が負け組初心者トレーダーから月10万円突破するまでに注意したポイントも紹介していますので是非チェックして下さい!⇒こちら
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