• FX初心者が陥りがちな罠とは?
  • 両建ては高度なスキルが必要とされる
  • 初心者は負けを認め、損切りするべき

 

1998年の外為法改正から早19年、日本でもFXがだいぶ浸透しました。

その過程でFX独自のトレード手法も多々生まれてきました。

特にFXはそれまで個別株の現物取引が主流であった一般の日本人投資家に、
空売りという概念を馴染ませた投資媒体であったと感じます。

相場の下げ局面でも利益を得られるという事は、非常に大きな魅力でしょう。
しかし出来る事が増えるという事は、同時に悩む局面も増えるという事にもなります。

それが故に、トレーダーが悩んだ挙句に行ってしまいがちな事があります。

両建てにより陥ってしまう事

トレーダーが悩んだ挙句に採ってしまいがちな方法、それは両建てです。
これは相場の方向性を読み解く事が出来ないFX初心者に多く見られます。

 

両建てには様々なケースがありますが、
一番多いのが保有ポジションに対し相場が逆に向かっている時に行ってしまうものです。

 

含み損が拡大していくため、それを防ぐために逆のポジションを建てるという事です。

 

俗に言う蓋をするということですね。
蓋をする事により、損失の拡大はたしかに防げます。

しかしその次には、この二つのポジションをどう処理するかという悩みが起こります。

 

この状態ですと相場がどちらに進んでも、損失は増えもしませんが減りもしません。

片方のポジションに利益が出るなら、もう片方のポジションにはその利益と同等の損失が上乗せされていくからです。

 

両建てをするトレーダーは、そこまでに含んだ損失をなんとか消化する事を望んでいるのでしょうが、
それには相場の往復にてポジションを一つずつ処理するしかありません。

しかしそれは、ベテラントレーダーでも難儀な事です。

 

そもそも相場の流れが読めずに両建てしたトレーダーは、
当然相場の転換点など判っていないと考察できます。

そうなると相場のトレンドが長く延びた場合、その間ずっと両方のポジションをホールドする事になり、
片方のポジションの損失消化はどんどん遠のいていきます。

 

もしトレンドが転換したとしても、それを判断するためには転換してから一定水準まで相場の進行を待つ必要があります。

そのため、確定を目論んでいる利益はどうしても削られる事となります。

 

その後、含み損が大きく膨れ上がったポジションの処理に向かうわけですが、
両建てした事を最終的に利益として完了するためには、
残っているポジションの含み損をエグジットしたポジションの確定利益幅以下に圧縮する必要があります。

 

それは転換したトレンドが、下記の計算式を成立させるまで進行しなければ成し得ません。

※トレンドが上昇から下降に転換した場合を例とします。

【利益確定した値段】-【残っているポジションをエントリーした値段】-【両建てを開始した値段】+【スプレッド】<【両建てした事を利益として完了するために必要な値幅】

 

つまり両建てをするという事は、ポジションをホールドする時間がどうしても長くなるため、
必然的に資金の機動性が低下する事になります。

両建てが有効となる局面もある

先述の様に、苦し紛れに両建てを行う事は関心し難いですが、意図して両建てを使用する手法もあります。
非常にタイトな手法となりますが、両建てが有効となる局面はたしかに存在します。

 

一つ目はトレンドが発生している局面です。

上記の図からも判る様に、トレンド発生時は相場は一方向に進んでいるも、
随所に押し目(戻り)という小幅の逆行が存在します。

基本的にはポジションは買いを保ちますが、
この逆行時に売りポジションを加え両建てにする事で、逆行分も利益とする事が出来ます

 

ただしこれは、押し目(戻り)が起こるタイミングを見間違えてエントリーしたり、
逆行の終わり時を見間違えてエグジットが遅れたりすると、
発生しているトレンドの勢いの逆にポジションを建てているので、勢いよく損失を含む事になりかねません。

二つ目は経済指標等のイベント時です。

相場が荒れて値段が激しく行ったり来たりする事が多々あります。
この様な局面で両建てすると、双方のポジションの利益がすぐに発生する可能性が高くなります。

つまりどっちに値が振れても利益になるという事です。

 

ただし値動きが非常に速いため、思うところで約定させる事が非常に困難です。

そのためエントリーは高値買い、安値売りに、
また利益が出ている時にエグジットを試みても、
約定時には損失に転換しているという危険性もあります。

 

この二つの手法は高度なスキルが要求されるため、いずれにしても初心者向きではありません。

苦し紛れに両建てをする位なら損切りすべき

自身の建てたポジションが相場の思惑と違っていた事を受け入れたくないのは、どんなトレーダーでも同じです。

ただそれを受け入れられないからといって両建てをすると、自分自身をさらにがんじがらめにする事になります。

自身の思惑が間違っていたという事を潔く認めて損切りをすれば、
ニュートラルな状態で次の相場に挑める様になります。

FXを長く続けているトレーダーの殆どは、この様なトレードを淡々と繰り返しています。

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神川 龍人
神川 龍人
大手邦系証券会社にて国際事務部門、 FXブローカーにてフロント業務及びカバーディーリング業務に従事し、 邦系ファンドにて運用業務に携わる経歴を持つ。 現在はプロップハウスにてトレーダーとして従事しながら、 マーケットに経済系セミナー等の講師も随時務める。
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管理人:FX課長

少年の心を忘れないアラサーリーマンです。将来を考えて給料だけでは不安だ、収入源を増やそうと100万円でFXを始めました。しかし、3ヶ月持たずに100万⇒15万へ減らし(涙) そこからFXの手法研究の日々を過ごし、ひと通りチャート分析手法を身につけます。が、それでも勝てず。結局、シンプルイズベストにして、トレンドに順張りする事に集中したら勝てるように。昨年も月単位で負けたのは2ヶ月で年間では本業と同じくらいの利益を出せるレベルまで来ました。僕が負け組初心者トレーダーから月10万円突破するまでに注意したポイントも紹介していますので是非チェックして下さい!⇒こちら

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