• 2000年以降の原油相場を振り返ろう!
  • 原油と為替相場の関係性とは??
  • 通貨ペア毎の影響度をチェック!

2014年中盤以降から続く原油の下落が止まりません。
下落前には1バレル100ドルを超えていた価格が、ついには30ドルを割り一時は20ドル台にまで落ち込む場面も見られています。
今や世界経済の波乱の一要因にも、挙げられるようになっています。
今回は、この原油の動向を中心にFXにおける影響について解説していきます。

直近の原油の動向について

2000年以降の原油の推移

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2000年に入った頃の原油は1バレル20ドル台で推移していましたが、OPECによる生産量の抑制や中国をはじめとした経済成長による需要拡大により、一時は1バレル140ドルを超える時期もありました。
その後、リーマンショックによる暴落を経て100ドル前後での推移が続いていましたが、今回の暴落で再び20ドル台まで落ち込もうかという状況です。

今回の原油暴落が起こった理由

価格は需要と供給によって決まります。
需要が減ったり供給が増えたりすると、価格が下がってしまうんです。
今回の原油暴落は、この供給増加と需要減少の両側面から説明できます。

まず供給増加は、主にアメリカのシェール革命によるものです。
アメリカでシェール革命がおこりシェールオイルが生産されるようになりました。
これにより世界の原油生産量が跳ね上がったしまったんです。

原油暴落には需要減少も関係しています。
その主な要因は新興国の経済成長の鈍化です。
なかでも、特に中国の影響が大きいと言われています。

それまで中国が膨大な消費によって世界経済を引っ張ってきたわけですが、それが現在、急激に鈍化してしまっているんです。

これらの要因が重なって、原油暴落が起こってしまったと言われています。

今後の注目点

原油の今後の動向を占ううえで注目したいのは、主に供給側の側面です。
世界の原油生産量を大きく左右する、OPECの生産目標について減産が決定されるかどうかに、まず注目が集まります。
今のところ、減産する方向への決定がなかなか進まない状況なので、これについて進展すれば原油の反発が見られる局面があるかもしれません。

アメリカのシェールオイルの生産状況の推移も注目です。
シェールオイルの生産には高コストがかかると言われていますが、原油の暴落でかなり採算が悪くなってしまっています。
これによりシェールオイル企業の体力が削られていくと、やがてシェールオイルの減産につながっていきます。
シェールオイル企業の動向にも注目しておきたいところです。

原油が為替に及ぼす影響について

一般的な為替への影響は?

原油を輸入に依存している国とっては、原油安はプラスの影響を及ぼします。
例えば、原油をほとんど生産していない日本では、原油のコストが押さえられるので経済にはプラスの影響を及ぼすことが予想されます。
産油国の経済にとってはマイナス、輸入する国にとってはプラス、というのが基本的な影響です。

しかし、あまりに急激な原油の暴落は、産油国の経済悪化を招き、それが世界全体の経済不安につながっていきかねません。
そのため、急激な動きはパニックを引き起こしやすく、短期的にはリスクオフの動きが出やすいです。
リスクオフの局面では、資金は安全資産へ逃避する動きが起こります。

特に現在はこちらの側面が意識されやすく、原油が下げ過ぎてリスクオフとなると、為替で逃避通貨であるドルや円が買われ、新興国通貨や資源国通貨などが売られる傾向が出やすいでしょう。
ちなみに、暴落のなかの戻りの局面では、これと逆の動き、資金の逃避が戻る動きが予想されます。

それでは次に、通貨別に原油安が及ぼす影響を見ていきましょう。

原油安は経済にはプラスの影響を及ぼします。
そのため株価の上昇をもたらし、短期的には円安をもたらしやすい側面を持っています。
しかし、貿易収支の黒字化をもたらすため、長期的に考えるとジワジワと円高の圧力となっていきます。

一般的な影響はこうなんですが、今回の原油暴落は短期的にリスクオフの動きにつながりやすい側面があります。
通常は短期的には株価上昇となるところですが、これがリスクオフ、すなわち株価下落につながった場合には、逃避通貨として円が買われて円高をもたらす影響を意識しておいたほうがいいでしょう。

米ドル

原油取引はドルで決済されるのが基本です。
そのため、原油が売られるということはドルが買われるということなので、ドル高をもたらすという逆相関の関係があると言われています。

ドル円に関しても、一般的には原油安は上昇圧力に働きやすいのが基本です。
ただし、急落時の暴落についてはリスクオフの動きとなり、ドルも買われますがそれ以上に円も買われて、結果的にドル円安につながることもあります。

ユーロ

一般的に原油価格とユーロドルは相関性が高いということが言われています。
つまり、原油安が起きればユーロドルは下がりやすく、原油安の巻き戻しが起こればユーロドルは上がりやすいということですね。
対ドルでもっとも取引が多いのがユーロなので、原油とドルの関係とちょうど逆の関係にあるということでしょう。

豪ドル

オーストラリアは原油の生産量はそれほど多くありませんが、原油に連動しやすい鉱物資源が豊富に取れる資源国です。
そのため、豪ドルは原油の動向と連動した動きをするのが通常です。

また、オーストラリアは中国経済への依存度が高い国です。
中国経済の停滞が原油安の一因となっている側面もありますが、これは同時に豪ドル安ももたらします。
豪ドルに対して長期的に強気になるには、原油の底打ちを確認する必要がありそうですね。

NZドル

ニュージーランドは産油国ではありませんが、原油に連動した動きとなりやすいと言われています。
この一因は、中国経済への依存度の高さです。

中国経済の停滞が原油安をもたらしているわけですが、それは同時に中国経済に依存するニュージーランドにもマイナスに働きます。
それがNZドル安を招くので、結果的に原油安とNZドル安が同時に起こるという現象が起こりやすいんです。

南アフリカランド

南アフリカは産油国ではないので、原油価格の変動による直接的な為替に影響はそれほど大きくないはずです。
しかし、原油に連動しやすい鉱物資源が豊富に取れる資源国なので、南アフリカランドも原油価格に連動するのが基本的な関係です。

また、南アフリカランドは新興国通貨でもあります。
新興国通貨はリスクオフの流れになったときには、資金の引き上げの動きが起こりやすいので注意が必要です。

原油の急激な動きに注意しよう!

原油はあくまで為替相場が動く一因にすぎませんが、ここ数年の原油の暴落からその動向への注目度が増しています。
FXをやるときには、原油がどうなっていうるのか意識しておくことをおすすめします。
一般的に原油安は原油の輸入国の経済にはプラスに働くんですが、現在は原油が急激に下げる動きが起こると、リスクオフという特殊な状況を招きやすい点に注意しておきたいところですね。

常に原油相場までは見きれないという場合は、ニュースなどで原油の動向が注目されている場合だけでもOKです。
原油で為替が動くこともあるということを、意識してみるところから始めてくださいね!

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少年の心を忘れないアラサーリーマンです。兼業投資家。 主にスイングトレードを中心にトレードをして、年間通して勝てるようになってきました。 最初はボロ負けしてたので、そこからどうやってFXで勝てるようになったかやFXに関する情報を書いています。
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少年の心を忘れないアラサーリーマンです。将来を考えて給料だけでは不安だ、収入源を増やそうと100万円でFXを始めました。しかし、3ヶ月持たずに100万⇒15万へ減らし(涙) そこからFXの手法研究の日々を過ごし、ひと通りチャート分析手法を身につけます。が、それでも勝てず。結局、シンプルイズベストにして、トレンドに順張りする事に集中したら勝てるように。昨年も月単位で負けたのは2ヶ月で年間では本業と同じくらいの利益を出せるレベルまで来ました。僕が負け組初心者トレーダーから月10万円突破するまでに注意したポイントも紹介していますので是非チェックして下さい!⇒こちら

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