• エリオット波動理論のトレード戦略について!
  • 各波の終点予測はフィボナッチを使うのもあり!
  • エリオット波動の実践チャート例を見てみよう!

ダウ理論より少し遅れて登場したエリオット波動理論。
アメリカのラフル・ネルソン・エリオットが考案した、テクニカル分析理論です。
相場のサイクルとリズムに法則性を見出したこの理論、けっこう使いこなすのが難しいですよね。
今回は、このエリオット波動理論をどうやってFX取引の実践のなかで役立てていけばいいか、解説していきます。

エリオット波動理論を使った戦略の考え方

エリオット波動理論をベースにした4つの戦略

エリオット波動理論をFX取引に取り入れる場合は、今現在の相場の状況をエリオット波動の波形パターンに当てはめて取引することになります。
そのうえで、今後の相場のシナリオをイメージしていくわけですね。

相場のシナリオをしっかり持つと取引の目的が明確になるので、迷いのないトレードをできるようになります。
これもエリオット波動理論を使うことのメリットかもしれませんね。

それでは、エリオット波動理論の波形パターンに相場を当てはめたとして、どういったタイミングで取引をするのがいいんでしょうか。
基本の波形パターンを見ながら考えてみましょう。

labo10514-1

いろいろな戦略があると思いますが、効率がいいと思われるエントリー戦略を4つ、挙げてみます。
4色の丸印を書いた部分ですね。

戦略1.3波の始点を狙ったエントリー(緑)
戦略2.3波のなかで、2波の始点を抜けるタイミングを狙ったエントリー(青)
戦略3.5波の始点を狙ったエントリー(ピンク)
戦略4.c波の始点を狙ったエントリー(オレンジ)

それでは、それぞれの戦略について、もう少し細かく見ていきましょう!

戦略1.3波の始点を狙ったエントリー(緑)

エリオット波動理論にはいくつか原則がありましたが、そのなかで「3波が最も大きい波になりやすい」というものがありましたよね。
エリオット波動理論を使いこなそう!

それを考えるとやはり、トレンドの流れにも沿っているし、まず狙いたいのはやはり3波です。
値幅が取れるという意味では、このエントリーが最もお得と言えるでしょう。

これもエリオット波動理論の原則ですが、「2波は1波の始点を下回らない」というものがありました。
シナリオが崩れたらイグジットするが基本なので、ストップは1波の始点(緑のライン)になりますね。
これからの大きな上昇がくることを考えると、ストップはけっこう近めに置けるので、費用対効果はいい感じです。

この戦略の難点を挙げると、3波はトレンドが出始めたところなので、このタイミングでこの波形を見極めるのが難しいということ。
何らかの別の根拠があって、「ここからトレンドが出るぞ!」というのが分かればいいんですが、その判断の精度がポイントになってきそうですね。

戦略2.3波のなかで、2波の始点を抜けるタイミングを狙ったエントリー(青)

これは1の方法よりは難易度が下がります。
2波の始点を超えるという明確なサインもあり、これを超えるという基準が明確なので分かりやすいからです。

ただ、1波に比べるとエントリータイミングが遅くなるというのと、状況によってはストップラインが遠くなってしまう可能性があります。

戦略3.5波の始点を狙ったエントリー(ピンク)

これは3波という大きな推進波を見たあとなので、見分けやすいポイントですね。
エリオット波動理論には、「1波の終点を4波が下回ることがない」という原則がありました。
なので、ストップラインも1波の終点(ピンクのライン)という、分かりやすい場所におけます。

ただ、3波がエクステンションした場合など、状況によってはストップラインはかなり遠くなるので、そういうときは費用対効果を考えてエントリーを避けたほうがいいかもしれません。
また、フェイラーが出て5波が値を更新できないこともあるので、そのパターンが来たらストップを待たずに早期撤退という判断をしましょう。

戦略4.c波の始点を狙ったエントリー(オレンジ)

このエントリーも推進5波を見たあとなので、見極めはしやすいです。
5波が終わって調整波に入り、b波の戻しが値を更新できずに押さえられたのを見極めてからエントリーすればOK。

ただし、調整波での取引は全体のトレンドに対しては逆らったエントリーになるので注意が必要です。
例えば、5波がエクステンションしている場合だと、まだ推進派が継続中だったりするかもしれません。
そういうパターンのときに損切りをしそこねてしまうと、大きな含み損を持つことになりません!

フィボナッチ比率を利用して目標値を決めよう

フィボナッチ比率って聞いたことあるでしょうか?

黄金比ともいわれる比率で、相場の分析にもよく使われています。
エリオット波動理論にも深い関係のあるフィボナッチを利用することで、各波の終点の値を推測することができるんです。

フィボナッチの詳細を語りだすと長くなってしまうので、別の機会に譲りますが、フィボナッチの比率とは、例えば以下のような値です。

・0.382
・0.618
・1.618
・2.618

簡単に言ってしまうと、各波の長さがこれらの比率の関係になりやすいってこと!
例えば、3波は1波の1.618倍とか2.618倍といった長さになりやすいと言われています。
もし、そういったポイントで相場が揉み始めたら、そこが波の終点となる可能性が高くなるので、いったんイグジットするのも1つの手。

こんなかんじで、フィボナッチを使えば終点を予測できるから、細かく刻んで利食いたいっていうスタイルの人とかは、うまく活用するといいんじゃないかな。

とにかくエリオット波動理論の波形に慣れるべし!

エリオット波動理論をベースにした戦略をザッと見てきました。
この理論って、全体の大きな流れをつかむのにはめちゃくちゃ有効なんだけど、どのタイミングやサインでエントリーしたらいいかって、ちょっとボンヤリしたかんじがしませんか?
なので、そういった部分は他のテクニカルを使ってカバーしつつ取引していきましょう。
さっき出てきたフィボナッチ比率も、エリオットをやるときにはかなり使えるヤツですよ!

あとは、とにかくエリオット波動の基本の3原則をしっかり覚えて、今現在の相場をエリオット波動理論の波形パターンを当てはめていく練習をしましょう。
初めのうちはこれがなかなか難しいんだけど、「波形パターンを見つけるぞ!」っていう気持ちを持って相場を見続けていれば、徐々にできるようになってきます!
この部分は、もう練習しかありません!

エリオット波動理論はとにかく実践あるのみ!
「習うより慣れろ!」です!!

ということで、取引を実践していくための準備はこれで終わり!
実際のチャート事例を見ていきましょう!

エリオット波動理論の実践!チャート例を見てみよう

典型的なエリオット波動理論の波形のパターン

まずはチャートを見てみましょう!

labo10514-2

オレンジのラインに注目です。
きれいなエリオット波動の波形パターンになってますね。
1波でちょっと上げて、2波で戻しています。
ちなみに、この戻しはだいた1波の50%戻し。

50%で押し返されているので、ここから上に行きそうな感じですよね。
そして、3波となり大きな上昇。
ちなみに3波の終点は、1波を2.618倍したところにあります。

この相場のなかで、まず戦略1の3波の始点を捉える狙いから考えてみましょう。
まず、1波の動きをフィボナッチで分析していると、50%ラインで支えられているのが見えてくると思います。

2回目に長めの下髭を作りつつ50%ラインで支えられたところ(グレーで囲んだローソク足)で、ここから反発と判断してエントリーできそうですね。
ストップは、下値を更新するラインに置きます。

長期で持つ方針の人は、あとはもう反転のサインが出るピンクまで放置する感じですね。
利益確定をしながら刻んで取引をする場合は、3波の終点がきれいに2.618倍ラインなのでそ、こで利食いするイメージです。

次に、戦略2の場合も考えてみましょう。

labo10514-3

3波は、実はさらに細かく、青色の5波に分けて見ることができます。
そして、青色の2波は赤のライン(全体の1波の終点)を髭で跳ね返された形になっています。
赤いラインがサポートとして機能していると判断できるので、さらに上に伸びる可能性も高くなるので、ここでエントリーできそうですね。

こんな感じで、エリオット波動の波形を見極めると、かなりきれいな取引ができるわけです!

なぜ1波が出てくることを推測できたのか?

さて、ここで、「そりゃ、1波が分かればいいけど、なんでそこからトレンドが起きるって分かるんだよ!」って思った人はいませんか?

いいセンスです!!

確かに、さきほどのチャートだけでは、そこまで推測するのは確かに無理筋ですよね。
実は別のところに根拠があったんです。
1つ上位の足を見てみましょう!

labo10514-4

薄緑の四角で囲んだ範囲が、さきほどのチャートで表示されていた範囲です。
これを見ると、明らかにダブルボトムが意識される形状のところで、反発していたんですね。
この反発が1波の始点でした。

これを見ると、ここから上昇のトレンドが起こる可能性というのを、多くの人がイメージできると思います。
そして、実際に市場参加者の多くがそのことを意識したので、そのあとは上昇に転じたんでしょう。

このように、1つ上位の足で大きな流れを意識することで、エリオット波動のトレンドの起点が起こりそうな場所というのを見つけられることができるかもしれません。
大きな流れを意識することが大事とはよく言われることですが、それがよく分かる事例でしたね!

(おまけ)このチャートの続きはどうなったか?

さて、おまけです。
上記のチャートの続きを見ていきましょう。
大きな流れでダブルボトムをつけていましたが……。

labo10514-5

このあとは、大きな流れでもエリオット波動の波形(薄いオレンジのライン)を作って上昇していっています。
ちなみに、ちょっと見えにくいですが、最初のチャートで書いたオレンジのラインも書いいます。

まさに、フラクタルってやつですね。
最初の8波動は、大きな流れのなかでは1波と2波だった、というわけです。

こんな感じで、過去のチャートを見返してみると、エリオット波動理論の波形がいたるところで見つけられます。
けっこう面白いので、チャートをグリグリと分析しまくっちゃってください!

そうやってるうちに、だんだんとエリオット波動理論に慣れてきます。
そして、いつの間にか大きな流れというのをイメージできるようになっているはず。
この大きな流れをイメージする力はFXの取引をやるうえで絶対に役立つので、それまではとにかくグリグリ、やりまくりましょう!!

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FX課長
少年の心を忘れないアラサーリーマンです。兼業投資家。 主にスイングトレードを中心にトレードをして、年間通して勝てるようになってきました。 最初はボロ負けしてたので、そこからどうやってFXで勝てるようになったかやFXに関する情報を書いています。
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少年の心を忘れないアラサーリーマンです。将来を考えて給料だけでは不安だ、収入源を増やそうと100万円でFXを始めました。しかし、3ヶ月持たずに100万⇒15万へ減らし(涙) そこからFXの手法研究の日々を過ごし、ひと通りチャート分析手法を身につけます。が、それでも勝てず。結局、シンプルイズベストにして、トレンドに順張りする事に集中したら勝てるように。昨年も月単位で負けたのは2ヶ月で年間では本業と同じくらいの利益を出せるレベルまで来ました。僕が負け組初心者トレーダーから月10万円突破するまでに注意したポイントも紹介していますので是非チェックして下さい!⇒こちら

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