• MACDの良いクロスと悪いクロスについて
  • MACDのダマシを回避する方法とは?
  • MACDを使った複数の取引手法を紹介!

前回は、FXにおけるもっともメジャーなテクニカルの1つ、MACDの基本について説明しました。
MACDはトレンドを早くとらえることができますが、その分、どうしてもダマシが出やすくなります。
そういったダマシを回避するためには、より深くMACDを知ることが必要です。
今回はMACDについて、より掘り下げた説明をしていきます!

MACDの良いクロスを知ろう!

MACDのクロスにはいろいろある

MACDのサインの基本は、MACDとシグナルのクロスです。

しかし、単純にクロスと言っても、いろいろなクロスがあります。
単純にクロスをしたからポジションを取ればいい、というものではないんですよね。
機械的にクロスだけで判断していると勝率は悪くなってしまうことでしょう。

そこで、良いクロスのベーシックな条件を挙げてみようと思います。

・ゼロラインより上でのデッドクロス、ゼロラインより下でのゴールデンクロス
・ゼロラインから離れた場所でのクロス
・適度な角度がついたクロス

では、この条件について1つずつ説明していきますね。

1.ゼロラインより上でのデッドクラスか、ゼロラインより下でのゴールデンクロス

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これはもうご存知の方も多いと思いますが、クロスを使う前提条件として、ゼロラインとの位置関係を意識しましょう。

MACDは、移動平均線のゴールデンクロス、デッドクロスを先取りしてエントリーするのが狙いの基本です。
ゼロラインより上では移動平均線のゴールデンクロスは起こりませんし、ゼロラインより下では移動平均線のデッドクロスは起こりません。

なので、狙うべきは、ゼロラインより下ではゴールデンクロスからの、ゼロラインを上にブレイクする動き。
ゼロラインより上では、デッドクロスからの、ゼロラインを下にブレイクする動き。

こういった動きとらえるのが基本です。

2.ゼロラインから離れた場所でのクロス

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MACDはオシレーター系としての性格も持っています。
なので、ゼロラインからかけ離れればかけ離れるほど、過熱感が高まっていることを表します。
過熱感が高いということは、相場が行き過ぎているということなので、いずれは元に戻るというわけですね。

こう考えると大きく動いたあとの戻りを狙うのがタイミング的には良いということになるんです。
つまり、ゼロラインから大きく離れたところのほうが、おいしいということですね。

もちろん、トレンドの勢いが強すぎるとそのまま持っていかれる可能性もあるので、次のポイント3も重要になってきます。

3.適度な角度がついたクロス

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MACDの場合、クロスする角度が緩やかということは、それだけ動きの勢いが弱いということです。
なので、あまり角度が緩やかすぎる状態でのクロスは反発の勢いが弱いということになります。
そのため、ある程度いい角度でクロスをしているほうが良いクロスになります。

サブチャートの広さの設定によって角度の見え方は変わってしまうので、「○度がちょうどいい角度!」という定義はできませんが、MACDのクロスをたくさん見てみて、ちょうどいい角度の感覚をつかんでほしいと思います。

他のテクニカルも組み合わせるのがベター

ちなみに、この条件はMACDのオーソドックスな使い方の場合の条件です。
つまり、比較的大きなトレンドの波が発生しているときの、トレンド反転を確認して、反転の波にのるというのが狙いの場合の話です。

この狙いに合った、他のテクニカルのサインを併用することで、より取引の成功率は高まります。
なので、取引の狙いを把握したうえで、狙いに合った他のテクニカルを併用することもおすすめします。

MACDのダマシを回避!スルーすべき悪いクロス

悪いクロスは良いクロスの逆!

基本的に良いクロスで挙げた条件の逆が悪いクロスと考えてよいです。
一応、書いておきましょう。

・ゼロラインより上でのゴールデンクロス、ゼロラインより下でのデッドクロス
・ゼロライン付近でのクロス
・緩やかな角度のクロス

これらがなぜ悪いのかという理由も、良いクロスの逆です。
例を2つほど見てみましょう。

悪いクロスのチャート例

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オレンジ色の場所は、クロスの角度はきれいな感じなんですが、クロスの場所がもろゼロラインですね。
もちろん、ここからトレンドがでる可能性もありますが、過熱感のない状態でのクロスなので、トレンドが出始める可能性はちょっと低いですね。

青色の場所は、クロスの角度が緩やかで、MACDとシグナルがグチャグチャっとなっちゃっています。
相場の動きに勢いがなさすぎる状態ということなので、これもスルーすべきです。
おまけに、クロスの場所もゼロライン付近なので、これをサインとして入るのは危険ですね。

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緑色の場所は、ゼロラインの下でのクロスですが、MACDとシグナルがグチャグチャっとなっていまて、角度が緩やかすぎますね。

赤色の場所は、ちょっと長いですが、ずーっと緩やかな下落傾向が続いている状態。
MACDとシグナルはグチャグチャと交差しつつ、緩やかにクロスし続けている感じ。
これでは全く入れませんね。

ちなみに、そのあとに出てくる、ゼロラインの上でのデッドクロスはきれいですね。

MACDを使ったいろいろな取引手法

奥の深いMACD!クロス以外の手法も

さて、ここまでは基本的にMACDとシグナルのクロスを中心に見てきました。
しかし、MACDはそれだけではないんです。

MACDとシグナルのクロスというのは、簡単に言うと「MACDをSMAで分析していた」ということです。
移動平均線の解説のところでも出てきたチャートを移動平均線1本を使って分析する方法を思い出してください。
そのMACD版が、MACDとシグナルのクロスというわけなんですね。

そして、MACDを分析するのにSMAにこだわる必要はありません。
もちろん、MACDをあまりマニアックに分析しすぎても、独りよがりになりますが、メジャーな方法で分析するのは有効です。
例えば、SMA以外に水平ラインを利用するのはけっこう使えます。

また、何度か触れましたが、MACDはオシレーター系の性格も持っています。
オシレーター系の特徴であるダイバージェンスも、使いやすい分析方法です。

最後に、こういったクロス以外の分析方法について見ていきます。

ゼロラインを使った手法

MACDにおいて、もっとも重要なラインはゼロラインでしょう。
MACDはメジャーなテクニカルなので、このメジャーなテクニカルの最も重要なラインであるゼロラインは、多くのトレーダーが意識していることが多いです。

そのため、結果的にこのゼロラインが抵抗ラインとして働くことが結構あります。
その性質を使って取引に生かすことができます。

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オレンジ色のところで、ゼロラインに頭を押さえられて、そのままMACDは下がっていきますね。
取引としては、ゼロラインで押さえられることを確認してから、Sでエントリーするイメージ。

ポイントになるのは、全体のトレンドを把握しておくことです。
例えば、このチャートでは全体のトレンドが下降トレンド。
その中での、MACDが上に戻している状態なので、ゼロラインが抵抗ラインとして機能しやすい環境だったんですね。

水平ラインを使った手法

MACDを分析する際に、水平ラインを使うのも有効です。
ただし、単独で使うというよりは、クロスなど、他のサインと組み合わせながら利用するほうがいいかもしれません。
どちらかというと、他のシグナルを補強する材料というくらいの使い方が、ちょうどいいかんじだと思います。

チャートで例を見てみましょう。

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MACDは水色のラインの間でレンジを作っています。
前回の頂点となっている場所が、こんなかんじで抵抗ラインとなることはよくあります。
そのラインでMACDが跳ね返されることを確認したうえで、MACDとシグナルのクロスがあったようなところは、エントリーのチャンスですね。

サブチャート上の2個目の赤い部分。
クロスのサインだけで判断すると、ゼロライン付近なのでエントリーできません。
ですが、このように水平ライン分析によるエントリー根拠の補強ができる場合には、こういった状況でもエントリーできますね。

ちなみに、全体トレンドが下降方向なので、この局面ではS目線のエントリーにしておいたほうが良いでしょう。

ダイバージェンスを使った手法

ダイバージェンスというのは、オシレーター系に見られるサインで、チャートの値とテクニカルの値が逆行しているような状況のことです。
これが出ると、トレンドの反転ポイントや、トレンド中の押し目の順張りポイントを見極めることができます。

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チャートの上値または下値と、その時点でのMACDの値に注目します。
例えば、このチャートでは、下値が直前の下値を下回っているのに、その時点でのMACDは上昇しています。
これがダイバージェンスです。

こういった状況は、トレンド転換の兆候と言われています。
そのため、ダイバージェンスを確認後に、その次のMACDのクロスでエントリーするといった手法が取れます。
エントリーポイントは緑色のところになりますね。

MACDは他のテクニカルと相性がいい!

MACDの基本の使い方から、応用した使い方まで一通り見てきました。
けっこう奥が深かったでしょう?

さらに、MACDは他のテクニカルと組み合わせて使いやす側面もあります。
MACDの使い方を一通りマスターした後は、他のテクニカルと併用することで、チャート分析がどんどん深くなっていくはずです。

今まであまり使ったことがなかったという人は、これを機会にぜひMACDを試してみてくださいね!

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FX課長
少年の心を忘れないアラサーリーマンです。兼業投資家。 主にスイングトレードを中心にトレードをして、年間通して勝てるようになってきました。 最初はボロ負けしてたので、そこからどうやってFXで勝てるようになったかやFXに関する情報を書いています。

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少年の心を忘れないアラサーリーマンです。将来を考えて給料だけでは不安だ、収入源を増やそうと100万円でFXを始めました。しかし、3ヶ月持たずに100万⇒15万へ減らし(涙) そこからFXの手法研究の日々を過ごし、ひと通りチャート分析手法を身につけます。が、それでも勝てず。結局、シンプルイズベストにして、トレンドに順張りする事に集中したら勝てるように。昨年も月単位で負けたのは2ヶ月で年間では本業と同じくらいの利益を出せるレベルまで来ました。僕が負け組初心者トレーダーから月10万円突破するまでに注意したポイントも紹介していますので是非チェックして下さい!⇒こちら

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