• 相場関連のニュースの読み方を勉強しよう!
  • 「世界の視点からニュースを捉える」とは?
  • アメリカの9月利上げ問題、焦点は何??

こんにちは。FX課長です。
「アメリカの9月利上げはあるのか?」という話題で市場は揺れていますね。
数ヶ月前までは決定的とまで言われていたものの、8月のチャイナショック等市場環境がガラッと変わった事で先延ばしされるのではないか?もはやないよね?という声が一転して聞こえてくるようになりました。
ロイターやブルームバーグ、日経新聞、FX業者のニュース情報などなど色々なニュースサイトをチェックしてみても、どちらの主張もあり、イマイチハッキリとしたスタンスが分かりません。

そんな状況の中、先日ぶらっと書店に立ち寄って目についた本が「個人投資家のニュースの読み方」です。
「日経新聞はいらない。ロイターで差をつけろ!」なんていう強烈なキャッチもあり、思わず衝動買いしてみました。
今回はこの本について感想を書いて行きたいと思います。

個人投資家のニュースの読み方ってどんな本??

勝ち続ける個人投資家のニュースの読み方

【目次】-Amazonより
第1章 ニュースの読み方がわかると、投資の結果も変わる!
第2章 ニュースを読む前に、「市場のストーリー」を把握する
第3章 世界のマネーに影響を与える米国市場を読む
第4章 欧州市場は、この7つのニュースをおさえなさい!
第5章 これから、「日本マネー」はどこへ動くのか?

【著者】玉川陽介

勝ち組投資家と負け組投資家の差はニュースの読み方にある!

著者は「勝ち続ける投資家」と「負けてばかりいる投資家」の差を「ニュースの読み方にある」と定義しています。
また、「それ以外に両者の差はほとんどない」「ある水準を超えれば個人投資家と機関投資家の差もほとんどない」とも言っています。

本のタイトルでもあるので、当たり前のスタンスでもあると思いますが、その根拠として著者は投資家でもあり、職業柄機関投資家ともよく会うそうです。
そういう環境の中で、よく考えがちな「機関投資家だけ特別な情報を握っているのではないか?」「複雑なチャート分析手法を実践しているのではないか?」というのは、あまり感じないとのことでした。

著者は大学生の頃から投資を始め、最初に数百万円単位で負けたようですが、そこから試行錯誤を繰り返し、「事実に基づき投資する事が大切」であり、「その事実はニュースの中にある」と考え、実行してきた事が勝ち組投資家としての原点のようです。
だからこそ、ニュースの読み方がキーとなる考え方を持っているのですね。

日経新聞を読む必要はないの理由とは?

僕は本を読む時は最初に目次をしっかりと読むようにしています。
目次を読むことで、その本の流れがなんとなく分かるので、書いてある事が頭に入って来やすいからです。
また、場合によっては、途中のページでも特に惹かれた部分や結論部分である最終章、「あとがき」を先に読んでしまう事もあります。

この「個人投資家のニュースの読み方」も同様に目次から入ったのですが、早速第一章に「日経新聞はいらない」の見出しがあったのでどうしてなのだろう?とまずは読んでみました。

最初にお伝えしますが、別に日経新聞を批判している訳ではありませんでした。
ただ、「日本を中心として世界を見るのは投資判断を誤る可能性が高い」という意味で、どうしても日経新聞だと「日本から見た世界のニュース」という視点になってしまうので、海外通信社であるロイターやブルームバーグの方が冷静に状況判断が出来る理由からだそうです。

時事ネタは世界の視点で判断する事

もう大分年月が経ちますが、リーマンショックのきっかけとなったサブプライムローン問題も当初は日本ではそんなに騒がれていませんでした。
それがあれよあれよという間に世界的な金融危機にまで発展しました。
現在のグローバル経済では、世界のどこかで起こった経済問題が、リスクオフの流れで日本にまで影響を及ぼす事になるので、いち早く「世界の視点からニュースを捉える」事が大切という訳ですね。
「世界」と一言で言っても、大きく4つに分けて、米国、欧州、新興国、そして日本の各視点で1つのニュースを見てみるのが良さそうです。
そして、それぞれにFRB、ECB、日本銀行といった中央銀行や金融機関、投資家(機関・個人)といったプレーヤーがいますよね。

今の「市場のテーマ」を意識して重要な経済ニュースを判別する!

現在の市場のテーマは「米国の利上げがあるのか?」ですが、為替市場にはその時その時で「市場のテーマ」があります。
ギリシャや中国といった国の問題やサブプライムローン問題の収束、世界的な金融緩和、原油価格の下落、または上昇といった形です。

市場は特定のテーマを中心に回っているので、そのテーマに関連するニュースは基本的に重要なニュース、為替市場が反応しやすいニュースになってきますね。
ですので、そのニュースが「どう市場に影響を及ぼすのか?」をそれぞれの立場に立って考え、今後の動きを予想する事が大切です。
また、そのニュースの前後関係を把握する為に、そのテーマのこれまでの流れであるストーリーも把握したい所です。

米国の利上げで景気減速の可能性はないのか?

アメリカはサブプライムローン等をきっかけとした不動産市場・金融市場のダメージから回復する為に量的緩和政策をしてきました。
米ドル札を大量に市場に流し込む事で、米ドル安を誘導し、その米ドルの価値が下落する事が、結果的に不動産価格の上昇、株価の上昇、強いて言えば景気回復につながりました。

また、量的緩和政策の過程で、銀行が担保として得ていた不動産等の不良債権を価値に見合わない高値で大量に購入しました。
ですので、不動産価格の上昇はFRBとしても、メリットが大きい事でした。

しかし、量的緩和を続けている限り、米ドル札の価値は下落します。
ある程度まではメリットの方が大きいですが、行き過ぎると米ドル札の価値暴落につながります。
極端な例ですが、ジンバブエドルがハイパーインフレになったような状況ですね。
その他にも低金利が続くデメリットとして、高利回り・配当金の商品が少なくなり、投資家や企業の投資意欲が減退し、景気後退する可能性も出てきます。

利上げのタイミングは本当に難しい

だからこその「利上げ」になる訳ですが、この利上げのタイミングも非常に難しい問題です。
金利を引き上げる事の副作用として、経済を減速させる可能性があるからです。
また、ここ数年の流れとして、各国が利下げを積極的にしてきたので、アメリカが一足先に利上げをすると、アメリカ経済としては貿易上不利になります。
他にも利上げは金融引き締め効果があるので、新興国等へ流れている投資マネー逆流する恐れも考えられます。
そういった状況をも上回る実体経済の強さがあるのか?が大切です。

利上げの判断基準は何?

雇用者数・失業率の改善、賃金の上昇はあるか?

1つは、雇用の問題です。
量的緩和により、お金が市場に余るくらい放出されると、お金の価値が下落し、物価が上昇します。
ただし、日本でも問題になっていますが、雇用が増えたり、賃金の上昇を伴なわなければ多くの市民は生活が苦しくなります。
物価の上昇以上の賃金の上昇があって、やっと景気回復を実感する人がグッと伸びる訳です。

アメリカの雇用統計は、失業率や非農業部門雇用者数の改善はもちろん非常に重要なのですが、賃金が上昇しているか?今後も見込があるか?というのも利上げに向けて大切な判断基準となります。

世界各国の金融情勢もシビアに見る必要がある

2つ目は、世界的な金融情勢です。
リーマンショックギリシャ問題などの欧州債務危機が世界的な景気減速を引き起こしたように、現在のグローバル経済では、投資資金が世界中をグルグル回っています。

ですので、アメリカ経済にとっても、第三者の国で起こった出来事は、対岸の火事とはならない訳です。
先日起こったチャイナショックもダウ平均の暴落を引き起こしました。
そこで、「9月利上げは延期になるのでは?」というニュースも出たように、「世界的に大きな金融不安になることがないか?」というのも重要な利上げ判断基準の1つになります。

利上げで米ドル高になるのか?

為替市場を長く見ていると、金利の安い国から金利の高い国へお金が流れています。
ですので、利上げ幅にもよりますが、基本的に利上げがあれば、長期的には米ドル高になると見て良いと思います。

ただし、先日の暴落でそうだったように、今後の経済状況によっては、円高やユーロ高になる可能性もあります。
経済状況の変化によって、資金の逃げ道が変化するので、まさに「その時の市場のテーマは何か?」を意識して、ニュースをチェックし、FX取引をしていくことが大切になります。

まとめ

今回は「勝ち続ける個人投資家のニュースの読み方」の感想と、現在の市場のテーマである「米国の利上げ問題」を絡めて書いてみました。
中国の問題等により、FX課長的には、利上げは近いうちするけど時期は9月から延期になるかな?と睨んでいますが、どうなるでしょうね。
利上げする、しないにしても、2015年9月17日(木)27時のFOMCの発表で為替相場はお祭り状態に乱高下する事と思います。

今回僕が読んだ本はアマゾンではkindle版も出ていたので、良かったら読んでみて下さい!
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FX課長
少年の心を忘れないアラサーリーマンです。兼業投資家。 主にスイングトレードを中心にトレードをして、年間通して勝てるようになってきました。 最初はボロ負けしてたので、そこからどうやってFXで勝てるようになったかやFXに関する情報を書いています。
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管理人:FX課長

少年の心を忘れないアラサーリーマンです。将来を考えて給料だけでは不安だ、収入源を増やそうと100万円でFXを始めました。しかし、3ヶ月持たずに100万⇒15万へ減らし(涙) そこからFXの手法研究の日々を過ごし、ひと通りチャート分析手法を身につけます。が、それでも勝てず。結局、シンプルイズベストにして、トレンドに順張りする事に集中したら勝てるように。昨年も月単位で負けたのは2ヶ月で年間では本業と同じくらいの利益を出せるレベルまで来ました。僕が負け組初心者トレーダーから月10万円突破するまでに注意したポイントも紹介していますので是非チェックして下さい!⇒こちら

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